この記事を読むことで、
・Python始めたばかりで、ループの書き方ってどうやるのか分からないんだけど・・・。
・Pythonのループで2ずつ増加(1個飛ばし)ってどうやるの?
・逆に減らすのは?
・好きな文字列をループで指定した回数分表示させたい
が理解出来、更に標準入力と組み合わせて学習出来ます。
■ ループの基礎 ■
まずは基本的なループです。
0から19までの数を表示します。
for i in range(20):
print(i)
このようにrangeで指定する場合は、その数未満の数が対象になるので、0〜19までが表示の対象となります。実行結果です。

■ 2つずつ増加 ■
次に2つずつの増加のループに書き換えます。
rangeのカッコ内に
range(開始 , 終了(指定の数未満), 増加分)
と書きます。
以下が2つずつ増加するループのコードと実行結果です。
for i in range(0,20,2):
print(i)

■ ループで減少 ■
次に数を減らす場合は、
range(開始 , 終了(その数を含まない), 減らす分)
ここでは、30から1までを3ずつ減らすコードと実行結果を記載します。
for i in range(30,0,-3):
print(i)

3つずつ減らされていることと、0は含まれていないことが確認できました。
■ ループで好きな言葉を繰り返し表示 ■
では、今度は指定の数だけドラマの名台詞を表示させてみます。
好きな文字列表示に使う具体例は、ドラマの名台詞です。
「同情すんなら金をくれ!」
「僕は死にません!!」
の2つのセリフを使います。
平成の名ドラマ「家なき子」の安達祐実さんのセリフ、「同情すんなら金をくれ!」を、5回表示させます。
Nに表示回数の5、msgにセリフを入れてコードを書いて実行します。
#セリフを表示させる回数
N=5
#ドラマの名セリフ
msg="同情すんなら金をくれ!!"
for i in range(N):
print(msg)

名セリフが5回出力されました。
あの頃の安達祐実さんの表情が蘇ります(涙)
それで、range(5)は5未満なのに、5回表示されるのは何故?
4回になるのでは・・・。と思われたアナタ、鋭いです!!
print文を下記の様に変更して、ループの変数「i」も同時に表示させてみます。
数値を文字列と一緒に表示する場合は、strを用います。
数字と文字列の間に「:」を「+」で連結しています。
print(str(i)+’:’+msg)
コードと実行結果です。
#セリフを表示させる回数
N=5
#ドラマの名セリフ
msg="同情すんなら金をくれ!!"
for i in range(N):
print(str(i)+':'+msg)

セリフを変えるには、変数msgを変更します。
#セリフを表示させる回数
N=5
#ドラマの名セリフ ← ここを変更
msg="僕は死にません!!"
for i in range(N):
print(str(i)+':'+msg)

武田鉄矢さんの金八先生とは全く異なるキャラで必死な愛を感じました。
ただ当時、どこかの中学生の男子が真似して車の運転手に怒られていたという話を噂程度に聞いたことがあります。
■ ループで標準入力 ■
では、ドラマのセリフを標準入力を使って、都度変更させるコードにしてみます。
print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')
end=”で、改行しないで直後に入力できるようにしている。
標準入力はinput関数を使用して、msgに代入しています。
msg=input()
では、コードと実行結果です。
#表示する回数
N=5
#ドラマの名台詞←ここを標準入力に変更
print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')
Dialogue=input()
for i in range(N):
print(str(i)+':'+Dialogue)
例えば、「不適切にもほどがある」の「宜保愛子じゃない!!」などを入力してみるのも面白いかも知れません。
宜保愛子さん、すっごく久しぶりに名前を聞きました。

(「愚か者」と「ギンギラギン」は、ブログで書いちゃっても良いのかな・・・?)
お若い方にとって、「宜保愛子って誰??」だと思われるかも知れませんので、簡単に書くと、「タレント、霊能力者、作家」です。
この記事の後半は、こちらで扱ったコードを中心に、基本のFor文コードと内包表記でのコードを対応付けていきます。
Pythonでループの基礎と内包表記を対応付けて解説「宜保愛子じゃない!!」
お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

マクセルアクアパーク品川(水族館)の写真です。
ご精読ありがとうございました。
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