この記事を読むことで、
・Pythonの辞書をループで出力
・辞書のキーに該当する値を取り出す
が可能になります。
例として、世界史の年表を用います。
まず、この様な世界史の年表の辞書を用意(コピペ出来ます)します。
worldHistory={962:'神聖ローマ帝国が成立する',
1066:'ノルマン征服 (ノルマン朝が成立する)',
1202:'第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国する',
1215:'ジョン王がマグナカルタを承認する',
1453:'ビザンツ帝国滅亡(百年戦争終結)',
1479:'スペイン王国が成立する',
1492:'コロンブスがアメリカ大陸を発見する',
1660:'イギリスで王政復古がおこる',
1685:'フランスでナントの勅令が廃止される',
1688:'イギリスで名誉革命がおこる',
1789:'フランス革命がおこる (フランス人権宣言)',
1804:'ナポレオンが皇帝に即位',
1848:'フランスで二月革命がおこる',
1902:'日英同盟の締結',
1905:'ポーツマス条約が結ばれる',}
では、これをループで取り出してみます。
yearをキーにして、その年に起きたことをeventにして、辞書historyにitems()を付けて辞書をループで取り出しています。
for year,event in worldHistory.items():
print(str(year)+'年に「'+event+'」')
ここまでのコードと実行結果です。
worldHistory={962:'神聖ローマ帝国が成立する',
1066:'ノルマン征服 (ノルマン朝が成立する)',
1202:'第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国する',
1215:'ジョン王がマグナカルタを承認する',
1453:'ビザンツ帝国滅亡(百年戦争終結)',
1479:'スペイン王国が成立する',
1492:'コロンブスがアメリカ大陸を発見する',
1660:'イギリスで王政復古がおこる',
1685:'フランスでナントの勅令が廃止される',
1688:'イギリスで名誉革命がおこる',
1789:'フランス革命がおこる (フランス人権宣言)',
1804:'ナポレオンが皇帝に即位',
1848:'フランスで二月革命がおこる',
1902:'日英同盟の締結',
1905:'ポーツマス条約が結ばれる',}
print()
for year,event in worldHistory.items():
print(str(year)+'年に「'+event+'」')
print()

次は標準入力で年号を入力すると出来事がリストで表示される様に致します。
追加するコードです。
print('年号を入力>>>',end='')
year=int(input())
print(worldHistory[year]+'\n')
上記のコードを加えて、年表一覧から好きな年号を標準入力で入力します。
ここまでのコードと実行結果です。
worldHistory={962:'神聖ローマ帝国が成立する',
1066:'ノルマン征服 (ノルマン朝が成立する)',
1202:'第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国する',
1215:'ジョン王がマグナカルタを承認する',
1453:'ビザンツ帝国滅亡(百年戦争終結)',
1479:'スペイン王国が成立する',
1492:'コロンブスがアメリカ大陸を発見する',
1660:'イギリスで王政復古がおこる',
1685:'フランスでナントの勅令が廃止される',
1688:'イギリスで名誉革命がおこる',
1789:'フランス革命がおこる (フランス人権宣言)',
1804:'ナポレオンが皇帝に即位',
1848:'フランスで二月革命がおこる',
1902:'日英同盟の締結',
1905:'ポーツマス条約が結ばれる',}
print()
for year,event in worldHistory.items():
print(str(year)+'年に「'+event+'」')
print()
print('年号を入力>>>',end="")
year=int(input())
print(worldHistory[year]+'\n')

この例では「1688」と入力して、1688年の「イギリスで名誉革命がおこる」と出力させました。
print文の空行を入れて体裁を整えています。
参考にした歴史のウェブサイトはこちらになります。
お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

多摩川土手です。
ご精読ありがとうございました。
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