Pythonの辞書をループを用いて「サザエさん」のキャラを取り出す

この記事を読むことで、

・Pythonの辞書の「キー」及び「値」とは何か

・辞書自体をそのまま表示

・「辞書.items()」を使って、辞書をループを使って取り出す

の学習が出来ます。

辞書の例として、国民的アニメの「サザエさん」のキャラクターの「職業をキー」に、「キャラクターを値」にしています。

辞書は{“キー”:”値” , “キー”:”値” ,・・・}の構造になっていて、サザエさんキャラを例にすると、{“大黒柱”:”磯野波平” , “主婦”:”フグ田サザエ”}などになります。

サザエさんキャラの中から、こちらの5名を用意しました。
辞書の名前は「chara_dic」です。

#サザエさんのキャラクターの辞書
#職業や特徴を「キー」、名前を「値」
chara_dic={'大黒柱':'磯野波平','主婦':'フグ田サザエ','小学生':'磯野カツオ','幼児':'フグ田タラオ','ペット':'タマ'}

まずは、ループで辞書のキーと値を取り出す前に、print関数でシンプルに辞書自体を表示させてみます。

コードはこちらです。

#サザエさんのキャラクターの辞書
#職業や特徴を「キー」、名前を「値」
chara_dic={'大黒柱':'磯野波平','主婦':'フグ田サザエ','小学生':'磯野カツオ','幼児':'フグ田タラオ','ペット':'タマ'}

#辞書自体を「そのまま」出力
print(chara_dic)

辞書を「そのまま」取り出した実行結果です。

無事に出力されましたが、少し見辛いですよね。

そこで、今度はこの辞書をループを使って出力してみます。


コードに下記を追加します。

キーになるのはkey:職業や特徴で、となるのはvalue:キャラクター名として、
forループで(key,value)を指定とすると、「大黒柱,磯野波平」から、「ペット,タマ」までの全てのメンバーを取り出せます。

#書き方は、「 辞書.items(): 」
chara_dic.items()

を使って、キーであるkeyと、であるvalueを取り出します。
ここまでのコードと実行結果です。

#サザエさんのキャラクターの辞書
#職業や特徴を「キー」、名前を「値」
chara_dic={'大黒柱':'磯野波平','主婦':'フグ田サザエ','小学生':'磯野カツオ','幼児':'フグ田タラオ','ペット':'タマ'}

#辞書.items()を使ってループで出力
for (key,value) in chara_dic.items():
  print(key,value)

これでも辞書の「キー」と「値」が表示されて、先程よりかは幾分見やすくなりましたが、もう少し日本語の体裁を整えたいと思います。


下記のようにprint文内の日本語を整えて表示します。

print(key+"の、"+value+"さんです。")

ここまでのコードと実行結果です。

#サザエさんのキャラクターの辞書
#職業や特徴を「キー」、名前を「値」
chara_dic={'大黒柱':'磯野波平','主婦':'フグ田サザエ','小学生':'磯野カツオ','幼児':'フグ田タラオ','ペット':'タマ'}

#辞書.items()を使ってループで出力
for (key,value) in chara_dic.items():
  print(key+"の、"+value+"さんです。")



もう少し「キー」と「値」を見やすくしたいので、コードをこの様に書き換えます。

print("【"+key+"】の、【"+value+"】さんです。")

ここまでのコードと実行結果です。

#サザエさんのキャラクターの辞書
#職業や特徴を「キー」、名前を「値」
chara_dic={'大黒柱':'磯野波平','主婦':'フグ田サザエ','小学生':'磯野カツオ','幼児':'フグ田タラオ','ペット':'タマ'}

#辞書.items()を使ってループで出力
for (key,value) in chara_dic.items():
  print("【"+key+"】の、【"+value+"】さんです。")

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

千葉県の房総半島、外房の御宿の海です。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

PythonのリストをループとIF文、enumerate関数を使ってサザエさんキャラを取り出してみた。

この記事を読むことで、

Pythonのリストを単純にループを使って取り出す方法

enumerate関数を使って取り出す方法

IF文の復習

strで数値と文字列をprint文で表示する方法

が可能になります

具体例として使うのは、国民的アニメのサザエさんです。
その中から4人の名前をcharacterというリストにこの様に格納しました。

chara=['波平','サザエ','カツオ','タマ']

リストの添え字は「0(ゼロ)」から始まります。
このリストの場合、末尾の「タマ」は3です。

このリストの添字0の波平さん、添字1のサザエさん、添字2のカツオまでが「人間」で、添字3のタマが「猫ちゃん」です。

そこで、typeという変数を用意して、添え字が3のタマの場合のみtypeを「猫ちゃん」に、それ以外は「人間」と表示する様にプログラミングしました。
シンプルなIF文による分岐をしています。

#サザエさんのキャラクターのリスト
chara=['波平','サザエ','カツオ','タマ']

#ループを使ってリストを取り出す
#i=3のタマのtypeを「猫ちゃん」にする
for i in range(len(chara)):
  if i==3:
    type='猫ちゃん'
  else:
    type='人間'
  print(chara[i]+':'+type)

実行結果です。

このコードにenumerate関数を使うと、添字と値を同時に表示させることが可能になります。

enumerateを使うことによって、リストの添字i=0,1,2,3とリストの中身のキャラクターを同時に扱えます。

#サザエさんのキャラクターのリスト
chara=['波平','サザエ','カツオ','タマ']

#ループを使ってリストを取り出す
#i=3のタマのtypeを「猫ちゃん」にする
for i,member in enumerate(chara):
  if i==3:
    type='猫ちゃん'
  else:
    type='人間'
  print(i,member+':'+type)

このように書き換えられます。

実行結果です。

更に最後のprint文を変更して、実行結果に表示する日本語を、より伝わりやすく改変することも可能です。

str(i)を使うことによって、数値を文字と一緒にprint文内に表記しております。

#サザエさんのキャラクターのリスト
chara=['波平','サザエ','カツオ','タマ']

#ループを使ってリストを取り出す
#i=3のタマのtypeを「猫ちゃん」にする
for i,member in enumerate(chara):
  if i==3:
    type='猫ちゃん'
  else:
    type='人間'
  print('家族No.'+str(i)+' '+member+'さんは「'+type+'」です。')

実行結果です。

この様に、enumerate関数を使うと表記の自由度が増します。
ループ、リストとセットで復習にもなりました。

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

千葉県房総半島外房、御宿の海です。
ここの海は透明度が高いことが魅力の一つです。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

【Python辞書で化学(周期表・元素記号)のお勉強】辞書を使って元素記号をキーに元素名を値にする

この記事を読むことでPythonの辞書について化学の元素を例に、

・辞書をループで取り出す

・標準入力を用いて指定した元素名を表示する

ことが可能になります。

まず、この様な辞書を用意します。(コピペ出来ます)

elements={'H':'水素',
'He':'ヘリウム',
'Li':'リチウム',
'Be':'ベリリウム',
'B':'ホウ素',
'C':'炭素',
'N':'窒素',
'O':'酸素',
'F':'フッ素',
'Ne':'ネオン',
'Na':'ナトリウム',
'Mg':'マグネシウム',
'Al':'アルミニウム',
'Si':'ケイ素',
'P':'リン',
'S':'硫黄',
'Cl':'塩素',
}

まずはこの辞書をループで取り出しますので、下記のコードを追記致します。

for element,name in elements.items():
  print(element+'…「'+name+'」')


今度は標準入力で元素記号を入力すると、その元素の日本語名がリストで表示される様に致します。追加したコードです。

print('元素名を入力>>>',end='')
element=input()
print(elements[element]+'\n')

上記のコードを加えて、ループで取り出した一覧から、好きな元素記号を標準入力で入力します。

実行結果です。
この例では、「Mg」でマグネシウムを入力しています。

これまでのコードです。

elements={'H':'水素',
'He':'ヘリウム',
'Li':'リチウム',
'Be':'ベリリウム',
'B':'ホウ素',
'C':'炭素',
'N':'窒素',
'O':'酸素',
'F':'フッ素',
'Ne':'ネオン',
'Na':'ナトリウム',
'Mg':'マグネシウム',
'Al':'アルミニウム',
'Si':'ケイ素',
'P':'リン',
'S':'硫黄',
'Cl':'塩素',
}

print()

for element,name in elements.items():
  print(element+'…「'+name+'」')

print()

print('元素名を入力>>>',end='')
element=input()
print(elements[element]+'\n')

空行のprint文を入れて、体裁を整えています。

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

払沢の滝、滝壺です。(東京都檜原村)

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

Python辞書で歴史(世界史)のお勉強|辞書を使って年号をキーに出来事を値にする

この記事を読むことで、

・Pythonの辞書をループで出力

・辞書のキーに該当する値を取り出す

が可能になります。
例として、世界史の年表を用います。

まず、この様な世界史の年表の辞書を用意(コピペ出来ます)します。

worldHistory={962:'神聖ローマ帝国が成立する',
1066:'ノルマン征服 (ノルマン朝が成立する)',
1202:'第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国する',
1215:'ジョン王がマグナカルタを承認する',
1453:'ビザンツ帝国滅亡(百年戦争終結)',
1479:'スペイン王国が成立する',
1492:'コロンブスがアメリカ大陸を発見する',
1660:'イギリスで王政復古がおこる',
1685:'フランスでナントの勅令が廃止される',
1688:'イギリスで名誉革命がおこる',
1789:'フランス革命がおこる (フランス人権宣言)',
1804:'ナポレオンが皇帝に即位',
1848:'フランスで二月革命がおこる',
1902:'日英同盟の締結',
1905:'ポーツマス条約が結ばれる',}

では、これをループで取り出してみます。

yearをキーにして、その年に起きたことをeventにして、辞書historyにitems()を付けて辞書をループで取り出しています。

for year,event in worldHistory.items():
  print(str(year)+'年に「'+event+'」')

ここまでのコードと実行結果です。

worldHistory={962:'神聖ローマ帝国が成立する',
1066:'ノルマン征服 (ノルマン朝が成立する)',
1202:'第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国する',
1215:'ジョン王がマグナカルタを承認する',
1453:'ビザンツ帝国滅亡(百年戦争終結)',
1479:'スペイン王国が成立する',
1492:'コロンブスがアメリカ大陸を発見する',
1660:'イギリスで王政復古がおこる',
1685:'フランスでナントの勅令が廃止される',
1688:'イギリスで名誉革命がおこる',
1789:'フランス革命がおこる (フランス人権宣言)',
1804:'ナポレオンが皇帝に即位',
1848:'フランスで二月革命がおこる',
1902:'日英同盟の締結',
1905:'ポーツマス条約が結ばれる',}

print()

for year,event in worldHistory.items():
  print(str(year)+'年に「'+event+'」')

print()

次は標準入力で年号を入力すると出来事がリストで表示される様に致します。
追加するコードです。

print('年号を入力>>>',end='')
year=int(input())
print(worldHistory[year]+'\n')

上記のコードを加えて、年表一覧から好きな年号を標準入力で入力します。
ここまでのコードと実行結果です。

worldHistory={962:'神聖ローマ帝国が成立する',
1066:'ノルマン征服 (ノルマン朝が成立する)',
1202:'第4回十字軍がコンスタンティノープルを占領しラテン帝国を建国する',
1215:'ジョン王がマグナカルタを承認する',
1453:'ビザンツ帝国滅亡(百年戦争終結)',
1479:'スペイン王国が成立する',
1492:'コロンブスがアメリカ大陸を発見する',
1660:'イギリスで王政復古がおこる',
1685:'フランスでナントの勅令が廃止される',
1688:'イギリスで名誉革命がおこる',
1789:'フランス革命がおこる (フランス人権宣言)',
1804:'ナポレオンが皇帝に即位',
1848:'フランスで二月革命がおこる',
1902:'日英同盟の締結',
1905:'ポーツマス条約が結ばれる',}

print()

for year,event in worldHistory.items():
  print(str(year)+'年に「'+event+'」')

print()

print('年号を入力>>>',end="")
year=int(input())
print(worldHistory[year]+'\n')

この例では「1688」と入力して、1688年の「イギリスで名誉革命がおこる」と出力させました。

print文の空行を入れて体裁を整えています。

参考にした歴史のウェブサイトはこちらになります。

【世界史】年号語呂合わせ一覧!センター試験対策の暗記に最適

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

多摩川土手です。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

Python辞書で歴史(日本史)のお勉強|辞書を使って年号をキーに出来事を値にする

この記事を読むことで、

・Pythonの辞書をループで取り出せる

・キーに該当する値を取り出せる

ことが可能になります。
例として、日本史の年号をキーに、その年の出来事を値にします。

こちらが用意する辞書です。

#日本史の年号をキーに出来事を値にした辞書を作成
japaneseHistory={607:'小野妹子ら遣隋使派遣',
720:'日本書紀の編纂',
1086:'白河上皇の院政始まる',
1221:'承久の乱',
1338:'室町幕府の成立',
1588:'刀狩り',
1603:'江戸幕府の成立',
1709:'新井白石の政治',
1837:'大塩平八郎の乱',
1853:'ペリー来航',
1877:'西南戦争',
1902:'日英同盟'}

参考にした歴史のウェブサイトはこちらになります。

では、この辞書をループで取り出してみます。
コードと実行結果です。

#日本史の年号をキーに出来事を値にした辞書を作成
japaneseHistory={607:'小野妹子ら遣隋使派遣',
720:'日本書紀の編纂',
1086:'白河上皇の院政始まる',
1221:'承久の乱',
1338:'室町幕府の成立',
1588:'刀狩り',
1603:'江戸幕府の成立',
1709:'新井白石の政治',
1837:'大塩平八郎の乱',
1853:'ペリー来航',
1877:'西南戦争',
1902:'日英同盟'}

print()

for year,event in japaneseHistory.items():
  print(str(year)+'年には「'+event+'」がありました。')

print()


今度は標準入力で年号を入力すると出来事がリストで表示される様に致します。

print('年号を入力して下さい>>>',end="")
year=int(input())
print('その年には【'+japaneseHistory[year]+'】がありました')

辞書の一覧にある年から好きな年号を標準入力で入力して、出来事を表示するコードと
実行結果です。ループの表示を参考に、好きな年号を入力します。

#日本史の年号をキーに出来事を値にした辞書を作成
japaneseHistory={607:'小野妹子ら遣隋使派遣',
720:'日本書紀の編纂',
1086:'白河上皇の院政始まる',
1221:'承久の乱',
1338:'室町幕府の成立',
1588:'刀狩り',
1603:'江戸幕府の成立',
1709:'新井白石の政治',
1837:'大塩平八郎の乱',
1853:'ペリー来航',
1877:'西南戦争',
1902:'日英同盟'}

print()

for year,event in japaneseHistory.items():
  print(str(year)+'年には「'+event+'」がありました。')

print()

print('好きな年号を半角数字で入力して下さい>>>',end="")
year=int(input())
print('その年には【'+japaneseHistory[year]+'】がありました。')

print()

この例では1853と入力すると、「ペリー来航」と出力されました。


お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

マクセルアクアパーク品川(水族館)の「ノコギリエイ」です。

怖かわいいです(笑)

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

【Pythonループ】ループとIF文の中の論理演算子「or」で、「3時のヒロイン」さん登場!!

この記事は、Pythonのループで、「3時のヒロイン」さん(郷ひろみさんと一緒に「にしたんクリニック」のCMに出演している、吉本興業所属の芸人さん)を例に、

・ループの中でIF文と論理演算子or(または)を使う

・3時 or 15時の時にメッセージを表示する


・strで数字を文字列と一緒に表示する

・「\n」で改行する

とったコードを掲載して、解説しております。

3時のヒロインさんのプロフィールです。

このCMですね。
「♪ た〜ん、たん、にしたん、たんたんた〜ん」
タンバリンを持って踊っている所が可愛いです。


そこで、Pythonでループを使って、3時と15時の時に3時のヒロインさんに登場して頂きます。

このループでは、range(24)で0時から23時まで表示させます。
ループ内の変数はhourを用います。

論理演算子のorを使って、hourが3時 or 15時の時にprint文に3時のヒロインさんを登場させるといった、シンプルなループになっています。

#3時と15時に「3時のヒロイン」さん登場!!
for hour in range(24):
  if hour==3 or hour==15:
    print("<<<【"+str(hour)+"時】のヒロインさん登場>>>\n")
  else:
    print(str(hour)+"時")

実行結果です。


お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

スカイツリーと河津桜のコラボです。
このライティングは日向坂46の楽曲、『JOYFUL LOVE』の虹色のカラーです。
3時のヒロインさんは、日向坂46四期生の冠歌番組「ひなパレ」のMCを務めました。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

Pythonでループの基礎と内包表記を対応付けて解説「宜保愛子じゃない!!」

この記事を読むことで、

・ループの基本的なコードの書き方

・上記を内包表記ではどのように書くのかの対応付け

・標準入力の使い方

の理解出来ます。


特に内包表記は通常のループの表記と一つずつ対応付けて書きましたので、この記事を読に終わる頃には内包表記にある程度慣れてくると思います。

今回標準入力でキーボードから入力させる文字列は、ドラマ「不適切にもほどがある!」の中から選んだセリフ、「宜保愛子じゃない!!」です。

この記事の前編として、Pythonでループの基礎2つずつ増加と標準入力「同情すんなら金をくれ!」を掲載しました。

今回は、その記事の後編となります。

まずは基本的なループです。
0から4までの数を表示します。

for i in range(5):
  print(i)

このコードを内包表記で書くと、たったの1行で済みます。

[print(i) for i in range(5)]

実行結果です。

内包表記は、

[ 計算(表示)結果 いつものfor文 ]

という書式になります。
別の例として、この数列を2倍にすることも可能です。


<2倍の基本的な書き方>

for i in range(5):
  print(i*2)

<2倍の内包表記>

[print(i*2) for i in range(5)]

実行結果です。


では、30から-3ずつカウントダウンしていくコードです。

<基本的なコード>

for i in range(30,0,-3):
  print(i)

<内包表記>

[print(i) for i in range(30,0,-3)]

実行結果です。


それでは、いよいよ、ドラマ「不適切にも程がある(ふてほど)」「宜保愛子じゃない!!」を指定の回数だけ表示させる、基本のFor文のコードと、内包表記の解説に移ります。

標準入力でキーボードから「宜保愛子じゃない!!」を入力してループで指定の回数までを表示するコードです。

<基本的なループ>

#表示する回数
N=5

#名セリフを入力←標準入力
print("あなたの好きなセリフを入力して下さい--->>>",end="")
msg=input()

#基本的なループ
for i in range(N):
  print(str(i)+":"+msg)

<内包表記>

#表示する回数
N=5

#名セリフを入力←標準入力
print("あなたの好きなセリフを入力して下さい--->>>",end="")
msg=input()

#内包表記
[print(str(i)+":"+msg) for i in range(N)]

実行結果です。


お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

いたばし花火大会2025です。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

Pythonでループの基礎と2つずつ増加と減少|ドラマの名台詞を表示「同情すんなら金をくれ!!!!」

この記事を読むことで、

・Python始めたばかりで、ループの書き方ってどうやるのか分からないんだけど・・・。

・Pythonのループで2ずつ増加(1個飛ばし)ってどうやるの?

・逆に減らすのは?

・好きな文字列をループで指定した回数分表示させたい

が理解出来、更に標準入力と組み合わせて学習出来ます。


まずは基本的なループです。
0から19までの数を表示します。

for i in range(20):
  print(i)

このようにrangeで指定する場合は、その数未満の数が対象になるので、0〜19までが表示の対象となります。実行結果です。


次に2つずつの増加のループに書き換えます。
rangeのカッコ内に

range(開始 , 終了(指定の数未満), 増加分)

と書きます。
以下が2つずつ増加するループのコードと実行結果です。

for i in range(0,20,2):
  print(i)


次に数を減らす場合は、

range(開始 , 終了(その数を含まない), 減らす分)

ここでは、30から1までを3ずつ減らすコードと実行結果を記載します。

for i in range(30,0,-3):
  print(i)

3つずつ減らされていることと、0は含まれていないことが確認できました。


では、今度は指定の数だけドラマの名台詞を表示させてみます。

好きな文字列表示に使う具体例は、ドラマの名台詞です。
「同情すんなら金をくれ!」
「僕は死にません!!」

の2つのセリフを使います。


平成の名ドラマ「家なき子」の安達祐実さんのセリフ、「同情すんなら金をくれ!」を、5回表示させます。
Nに表示回数の5、msgにセリフを入れてコードを書いて実行します。

#セリフを表示させる回数
N=5

#ドラマの名セリフ
msg="同情すんなら金をくれ!!"

for i in range(N):
  print(msg)

名セリフが5回出力されました。
あの頃の安達祐実さんの表情が蘇ります(涙)

それで、range(5)は5未満なのに、5回表示されるのは何故?
4回になるのでは・・・。と思われたアナタ、鋭いです!!

print文を下記の様に変更して、ループの変数「i」も同時に表示させてみます。
数値を文字列と一緒に表示する場合は、strを用います。
数字と文字列の間に「:」を「+」で連結しています。

print(str(i)+’:’+msg)

コードと実行結果です。

#セリフを表示させる回数
N=5

#ドラマの名セリフ
msg="同情すんなら金をくれ!!"

for i in range(N):
  print(str(i)+':'+msg)

セリフを変えるには、変数msgを変更します。

#セリフを表示させる回数
N=5

#ドラマの名セリフ ← ここを変更
msg="僕は死にません!!"

for i in range(N):
  print(str(i)+':'+msg)

武田鉄矢さんの金八先生とは全く異なるキャラで必死な愛を感じました。
ただ当時、どこかの中学生の男子が真似して車の運転手に怒られていたという話を噂程度に聞いたことがあります。


では、ドラマのセリフを標準入力を使って、都度変更させるコードにしてみます。

print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')

end=”で、改行しないで直後に入力できるようにしている。

標準入力はinput関数を使用して、msgに代入しています。

msg=input()

では、コードと実行結果です。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞←ここを標準入力に変更
print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')
msg=input()

for i in range(N):
    print(str(i)+':'+msg)

例えば、「不適切にもほどがある」の「宜保愛子じゃない!!」などを入力してみるのも面白いかも知れません。
宜保愛子さん、すっごく久しぶりに名前を聞きました。

(「愚か者」と「ギンギラギン」は、ブログで書いちゃっても良いのかな・・・?)

お若い方にとって、「宜保愛子って誰??」だと思われるかも知れませんので、簡単に書くと、「タレント、霊能力者、作家」です。

この記事の後半は、こちらで扱ったコードを中心に、基本のFor文コードと内包表記でのコードを対応付けていきます。
Pythonでループの基礎と内包表記を対応付けて解説「宜保愛子じゃない!!」

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

マクセルアクアパーク品川(水族館)の写真です。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

Pythonでループ|内包表記|リストの並べ替え|V6の名曲を例にリストの昇順と降順の並べ替えをしてみた。

この記事を読むことで、

・Pythonのループの基礎

・内包表記


・ループを使ってリストに要素を追加する


・上記の内包表記と二乗


・リストの並べ替え(昇順・降順)

についての理解を深められます。

まず基本的な論点を学習してから、V6の名曲を例にリストにして、昇順、降順を行っています。


まずは、初歩的なループと内包表記の対応付けと言う、ごくごく基礎から入って行きます。

0から9まで表示するシンプルなループです。
range(10)となっているので10未満の数が表示されます。

for i in range(10):
  print(i)

結果はこの様になります。

このコードを内包表記を使うとたった1行で書ける様になります。
内包表記の書式はこの様になります。

[結果 for文]

それでは内包表記で書いていきます。

[print(i) for i in range(10)]

出力結果を改行せずに、リストとして表示したい場合を基礎的なfor文で書いたコードと実行結果です。

#空のリスト
array=[]

#基礎的なループで空のリストarrayに要素を追加する
for i in range(10):
  array.append(i)

#結果出力
print(array)

このコードをもっと短くした内包表記のコートとの対応です。
print文の中にリストの[ ]を使っています。

#内包表記でリストに要素を加えて表示する
[print([i for i in range(10)])]

次は内包表記を用いて計算を致します。
この配列の要素それぞれの二乗を求めます。

#内包表記でリストに二乗をした要素を加えて表示する
[print([i**2 for i in range(10)])]


内包表記に慣れてきた所で、計算用リストを使います。
計算用リストarrayの要素をそれぞれ二乗しています。

#計算用リスト
array=[1,3,5,7,9,11,13,15]

#[計算式 for in リスト]
print([i**2 for i in array])


リストを使った内包表記にも慣れて来た頃で、いよいよV6の名曲リストを作成します。

メンバーは
トニセン(年長3人):坂本昌行、長野博、井ノ原快彦
カミセン(年少3人):森田剛、三宅健、岡田准一
で、私はトニセンとカミセンの間の年齢なので、感慨深いものがあります。

リスト名は、そのまま「V6」にします。
ループの変数として、これまで「i」を使っていた箇所を「song」にします。

#V6の中で特に私が好きな曲
V6=['MUSIC FOR THE PEOPLE',
'愛なんだ',
'WAになっておどろう',
'Darling',
'CHANGE THE WORLD',
'Orange',
'BEAT YOUR HEART',
'MADE IN JAPAN',
'Believe Your Smile',
'Be Yourself!'
]

#[計算式 for in リスト]
[print(song) for song in V6]

結果を表示します。


曲名を昇順にしたい時は、

リスト名.sort()

を追記します。

#V6の中で特に私が好きな曲
V6=['MUSIC FOR THE PEOPLE',
'愛なんだ',
'WAになっておどろう',
'Darling',
'CHANGE THE WORLD',
'Orange',
'BEAT YOUR HEART',
'MADE IN JAPAN',
'Believe Your Smile',
'Be Yourself!'
]

#昇順
V6.sort()

#[計算式 for in リスト]
[print(song) for song in V6]

逆にリストを降順にしたい時は

リスト名.sort(reverse=True)

と改変します。

#V6の中で特に私が好きな曲
V6=['MUSIC FOR THE PEOPLE',
'愛なんだ',
'WAになっておどろう',
'Darling',
'CHANGE THE WORLD',
'Orange',
'BEAT YOUR HEART',
'MADE IN JAPAN',
'Believe Your Smile',
'Be Yourself!'
]

#降順に改変
V6.sort(reverse=True)

#[計算式 for in リスト]
[print(song) for song in V6]

宜しかったらコピペしてアレンジしてみて下さい。

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

いたばし花火大会2025です。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介

Pythonでうるう年ループと西暦と和暦の変換

この記事を読むとことで、

・うるう年をIF文と剰余演算子%で判定
・Forループ
・リスト
・リストの末尾に要素を追加

・西暦と和暦の対応

について学習できます。
うるう年はプログラミングを学ぶ上で重要な論点です。

Pythonのコードで、開始年から終了年までの間のうるう年を調べて、和暦と対応付けます。

例えば、私が生れた1977年から、この記事を書いている2025年まで、うるう年が何回あったのか、その年の西暦と和暦の対応を付けて元号も表示出来ます。

まず、うるう年の定義ですが、

4で割れて且つ100で割れない、または400で割れる

になります。

2025年(令和7年)は4で割れないので、うるう年ではありません。
2100年は4で割れますが、100で割れるのでうるう年ではありません。

具体的に、1977年(昭和52年)から2025年(令和7年)までの期間のうるう年を見ていきます。

標準入力を使って、開始年に1977、終了年に2025を入力します。
まず、標準入力で、開始年(yearStart)と終了年(yearLast)を入力するコードです。

#開始年の入力
print("開始年を西暦で入力して下さい -->>",end="")
yearStart=int(input())

#終了年の入力
print("終了年を西暦で入力して下さい -->>",end="")
yearLast=int(input())

次に、うるう年だった場合にリストleapArrayに追加するコードです。

この処理で、うるう年の条件に当てはまる、「4で割り切れて100で割れない」または、400で割れると言う条件が当てはまったら、その年をリストleapArrayに追加します。

リストに追加する部分のコードです。

leapArray.append(i)

また、len(leapArray)で配列の長さを求めることによって、うるう年が何回あったのかをカウントします。

#開始年の入力
print("開始年を西暦で入力して下さい -->>",end="")
yearStart=int(input())

#終了年の入力
print("終了年を西暦で入力して下さい -->>",end="")
yearLast=int(input())

#うるう年を格納するリストを用意
leapArray=[]

#ループでうるう年に該当する年をリストに格納する
for i in range(yearStart,yearLast+1):
  if (i%4==0 and i%100!=0) or (i%400==0):
    leapArray.append(i)

#リストの長さはうるう年が合った回数になる
num=len(leapArray)


#うるう年が追加されたリストを表示させる
for year in leapArray:
  print(year)

print("うるう年は【"+str(num)+"】回ありました。")

ここまでの実行結果です。

最後に西暦年から和暦に変換する処理を行います。

昭和は1926年からなので、西暦年から1925を引きます。
平成は1989年からなので、西暦年から1988を引きます。
令和は2019年からなので、西暦年から2018を引きます。

西暦が格納されたyearから必要な年数を引いた分を変数japanに格納します。

便宜上、 昭和64年と平成31年はそれぞれ平成と令和の元年に致しました。

#開始年の入力
print("開始年を西暦で入力して下さい -->>",end="")
yearStart=int(input())

#終了年の入力
print("終了年を西暦で入力して下さい -->>",end="")
yearLast=int(input())

#うるう年を格納するリストを用意
leapArray=[]

#ループでうるう年に該当する年をリストに格納する
for i in range(yearStart,yearLast+1):
  if (i%4==0 and i%100!=0) or (i%400==0):
    leapArray.append(i)

#リストの長さはうるう年が合った回数になる
num=len(leapArray)


#うるう年が追加されたリストを西暦と和暦で表示する
for year in leapArray:
  if year>=2019:
    japan=year-2018
    wareki="令和"

  elif year>=1989 and year<2019:
    japan=year-1988
    wareki="平成"

  else:
    japan=year-1925
    wareki="昭和"  
    
  print(str(year)+"年 "+"("+wareki+str(japan)+"年)")

print("うるう年は【"+str(num)+"】回ありました。")

実行結果です。

うるう年については他の言語でも記事を書きました。
アセンブラ(フローチャート付き)
C言語

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

いたばし花火大会2025です。

ご精読ありがとうございました。

■ 独習Python ■
Kindle版
単行本(ソフトカバー)

Python自作サンプル集へ戻る

写真クリエイターとしての活動
自己紹介