この記事を読むことで、
初歩的なIF文
1から10までの乱数の生成
奇数、偶数の判定によって処理を分岐
余りを求める演算子の扱い
を学習出来ます。
奇数が出たら推しと夢の中でキスが出来、偶数だったら推しが他のファンとキスする夢を見るといった分岐処理のプログラミングです。
奇数か偶数かの判定は、2で割って余りが1だったら奇数、そうでないなら偶数とします。多くの言語で余りは剰余演算子「%」を使って求められます。
これから書いていくPythonでも「乱数%2==1」でしたら奇数になります。
ここではファイル名を「oddkiss」にします。
奇数は英語で「odd」です。ちなみに偶数はevenです。
この辺り、基本情報技術者試験を受ける方は覚えておいて損はないと思います。
乱数は、random.randint(始め,終わり)を使います。
コードはコチラになります。
#ランダムモジュールをインポートする
import random
#乱数numの範囲を1から10までとする
num=random.randint(1, 10)
#割り算を行い、奇数か偶数での分岐処理をする
if num%2==1:
word="奇数です。推しとキスをする夢を見た。"
else:
word="偶数です。他のファンが推しとキスをする夢を見た。"
print(word)
「==」とイコールが2つ続いているのは、1つだと代入を意味してしまうので、==と2つかくことで等しいという条件を指定しています。
実行結果です。

奇数の場合と偶数の場合で両方実行出来ました。
更に、numはどんな数なのかも表示させるようにコードを少し変更します。
print('num='+str(num)+'で、'+word)
この部分に’ ‘で文字列、+で連結、数字を文字列の中で使うのに「str」を使っています。
#ランダムモジュールをインポートする
import random
#乱数numの範囲を1から10までとする
num=random.randint(1, 10)
#割り算を行い、奇数か偶数での分岐処理をする
if num%2==1:
word="奇数です。推しとキスをする夢を見た。"
else:
word="偶数です。他のファンが推しとキスをする夢を見た。"
print('num='+str(num)+'で、'+word)
実行結果です。

では何度か実行してみた結果です。
ここで、自分の推しが表示されると一層楽しめそうなので、変数OSHIに標準入力を使って少しプログラムを改変しました。
#ランダムモジュールをインポートする
import random
#乱数numの範囲を1から10までとする
num=random.randint(1, 10)
#あなたの推しの名前を入力して下さい。←【追加】
print('あなたの推しの名前を入力して下さい>>>>>',end="")
OSHI=input()
#割り算を行い、奇数か偶数での分岐処理をする ←【追加修正】
if num%2==1:
word="奇数です。【"+OSHI+"さん】が私とキスをする夢を見た。"
else:
word="偶数です。【"+OSHI+"さん】が他のファンとキスをする夢を見た。"
print('num='+str(num)+'で、'+word)

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

横浜マリンタワーから撮影した夜景です。
ご精読ありがとうございました。
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