paiza レベルアップ問題集 「STEP: 2 ある数字までの出力 2」 をPythonとGASの両方で解いてみた

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。

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ある数字までの出力 2 (paizaランク D 相当)

この問題では、1から指定の数Nまでを出力します。
指定の数は、任意の数が入力されます。

今回はpaiza.ioを使って解きます。
この記事では、paiza.ioの使い方を図を用いて解説しております。

まず、Pythonで解いてみます。
この例では言語を「Python3」に選択してあります。

■ Pythonでの解き方 ■

この画面の左下の「入力」の下に「5」など任意の数を入力します。

コードを書いていきます。

動作が確認できたので、paiza問題集の提出用コード入力の所に、コピペして提出します。

正解しました。

ここから解き方を見ていきます。

手順として、

1.N=int(input())で標準入力を読み込み

2.for文でrange(1,N+1)を設定

3.print文で表示

となります。
コードを詳しく見てみましょう。

手順1でN+1となっているのは、rangeでは(1,N+1)と指定した場合、(1,N+1)未満、すなわち(1からNまで)となるからです。

Pythonでの全コードはこちらになります。

N=int(input())
for i in range(1,N+1):
    print(i)

■ GASでの解き方 ■

では、同じ問題をGASで解いてみます。
まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

この黄色いセルに1からNまで表示します。
Nは灰色のセルの横に入力しています。
スプレッドシートに表示する場合は、二次元配列を作成します。

手順はこのようになります。

1:配列arrayを定義する

2:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする

3:NをセルB2から読み込む

4:ループで1からNまでの数をarray.push[i]で付け加える。
(array.push(i)だと1次元配列になり、二次元配列のスプレッドシートには読み込めないため。)

5:ログに表示

6:スプレッドシートに表示する。セルB3からN行分なので、getRange(3,2,N)でセルB3からN行確保してそこに配列を流し込むイメージ

実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

function loop2(){

let array=[];
ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
N=ss.getRange(1,2,1).getValue();

for(let i=1;i<=N;i++){
  array.push([i]);
}

console.log(array);
ss.getRange(3,2,N).setValues(array);

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

おまけですが、Nの値を例えば28にすると、こうなります。
これはスプレッドシートのB1の値を変更しただけです。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

千葉県房総半島、外房御宿の水平線

■ 参考文献 ■

じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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