paiza レベルアップ問題集 「STEP: 14 約数の個数」をPythonとGASで解いてみた

この記事を読むことで、PythonとGASでforループとループの中で単純なIF文を使ってリスト(配列)の中で約数の個数を求めることが出来るようになります。

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。

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paizaでの解答はPythonで行いましたが、この記事ではPythonのコードと共に、同じ問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。

約数の個数 (paizaランク D 相当)

問題:
整数 N が与えられます。
N の約数の個数を出力してください。
約数とは、N を割り切る整数のことを指します。

この記事では、下記の入力例2の場合を例にして、標準入力でリストの要素数N=100を取得し、その約数の個数を求めます。

入力例2
100

出力例2
9

ではまず、Pythonで解いてみます。

今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから。

■ Pythonでの解き方 ■

下準備として、paiza.ioにこの様に入力します。
(入力例2をそのままioにコピーしただけ。)

手順として、

1:Nを標準入力で取り込む

2:約数の個数を格納する変数countを0で初期化する


3:ループでi=1からNまでの範囲で、N%i==0と割り切れた場合にcountをインクリメントする


4:countを出力する

で、行います。

では、ループのトレースのコードの出力結果を掲載します。

i=1の時

N=100をi=1で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=2の時

N=100をi=2で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=3の時

N=100をi=3で割っても割り切れないのでIF文を飛ばします。

i=4の時

N=100をi=4で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=5の時

N=100をi=5で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

以下省略して、割り切れる所を含む部分をトレースします。

i=10〜15の時

N=100をi=10で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=11〜15まで割れません。

i=20〜26の時

N=100をi=20で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=21〜24まで割れません。

N=100をi=25で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=26は割れません。

i=50〜56の時

N=100をi=50で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

I=51〜56まで割れません。

i=95〜100の時

N=100をi=95〜99まで割っても割れません。

N=100をi=100で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

約数の個数が9個になってループを抜けました。

ループを抜けた後、約数を出力しています。

ここまでのトレースのコードです。

#Nを標準入力で取り込む
N=int(input())

#約数の個数を格納する変数countを0で初期化する
count=0

#ループでi=1からNまでの範囲で、N%i==0と割り切れた場合にcountをインクリメントする
print('<<<ループに入ります。>>>')
for i in range(1,N+1):
    print('除算前のcount:「'+str(count)+'」')
    print('N='+str(N)+'を「i='+str(i)+'」で割ります。')
    if N%i==0:
        print('i='+str(i)+'で割り切れたので約数みっけ(=^x^=)')
        count+=1
        print('count:【'+str(count)+'】')
    print('------------------------------------')
print('<<<ループを抜けました。>>>')

#countを出力する
print(count) 

ループのrange(1,N+1)となっているのは、引数の最後のところがN+1未満、すなわちNまでの範囲が適用されるからです。

このままでは、出力結果である出力例2に対して冗長なコードが含まれているので、解答以外のprint文をコメントアウトします。

#Nを標準入力で取り込む
N=int(input())

#約数の個数を格納する変数countを0で初期化する
count=0

#ループでi=1からNまでの範囲で、N%i==0と割り切れた場合にcountをインクリメントする
#print('<<<ループに入ります。>>>')
for i in range(1,N+1):
    #print('除算前のcount:「'+str(count)+'」')
    #print('N='+str(N)+'を「i='+str(i)+'」で割ります。')
    if N%i==0:
        #print('i='+str(i)+'で割り切れたので約数みっけ(=^x^=)')
        count+=1
        #print('count:【'+str(count)+'】')
    #print('------------------------------------')
#print('<<<ループを抜けました。>>>')

#countを出力する
print(count)

スッキリするように、コメントアウトした部分を省いたコードです。

#Nを標準入力で取り込む
N=int(input())

#約数の個数を格納する変数countを0で初期化する
count=0

#ループでi=1からNまでの範囲で、N%i==0と割り切れた場合にcountをインクリメントする
for i in range(1,N+1):
    if N%i==0:
        count+=1
        
#countを出力する
print(count)

ioの出力結果です。

■ GASでの解き方 ■

では、同じ問題をGASで解いてみます。
まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

スプレッドシートの緑のセルに約数の個数を求める整数N:100を入力しました。
黄色いセルには配列の中にあるNの約数の個数を出力します。

※スプレッドシートに表示する場合は、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートにアクセスする

2:スプレッドシートの緑のセルから整数N(この例の場合は100)を取得する


3:整数Nが取得出来たことをログで確認する


4:約数の個数countを0で初期化する


5:ループ内でIF文を使ってN=100の約数を見つけたらcountをインクリメントする


6:ループを抜けてcountをログで出力する


7:二次元配列としてcountを出力する配列count2を宣言する


8:count2に二次元配列になるようにcountを追加する


9:スプレッドシートに出力する前にcount2をログで確認する


10:スプレッドシートの黄色い所にcount2を出力する

手順1: スプレッドシートからアクティブシートにアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

ここで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。

手順2:スプレッドシートの緑のセルから整数N(この例の場合は100)を取得する

const N=ss.getRange(1,2).getValue();

手順3:整数Nが取得出来たことをログで確認する

console.log(N);

手順4:約数の個数countを0で初期化する

let count=0;

手順5:ループ内でIF文を使ってN=100の約数を見つけたらcountをインクリメントする

i=1の時

N=100をi=1で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=2の時

N=100をi=2で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=3の時

N=100をi=3で割っても割り切れないのでIF文を飛ばします。

i=4の時

N=100をi=4で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=5の時

N=100をi=5で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

以下省略して、割り切れる所を含む部分をトレースします。

i=10〜15の時

N=100をi=10で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=20〜24の時

N=100をi=20で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=21〜24まで割れません。

i=25〜30の時

N=100をi=25で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=26〜30まで割れません。

i=48〜53の時

i=48,49まで割れません。

N=100をi=50で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

i=51〜53まで割れません。

i=96〜100の時

N=100をi=96〜99まで割っても割れません。

N=100をi=100で割ると割り切れるので約数が見つかりました。
countをインクリメントします。

約数の個数が9個になってループを抜けました。
ここまでのトレースのループ部分のコードです。

//ループ内でIF文を使ってN=100の約数を見つけたらcountをインクリメントする
  console.log('<<<ループに入ります。>>>');
  for(let i=1;i<=N;i++){
    console.log(`現在のcount:【${count}】`);
    console.log(`N=${N}を「i=${i}」で割る`);
    if(N%i==0){
      console.log(`約数みっけ(=^x^=) i:「${i}」はN:${N}の約数です。`);
      count++;
      console.log(`約数count:【${count}】個目です。`);
    }
    console.log('--------------------------------------------');
  }
  console.log('<<<ループを抜けました。>>>');

手順6:ループを抜けてcountを出力する

console.log(count);

手順7:二次元配列としてcountを出力する配列count2を宣言する

let count2=[];

手順8:count2に二次元配列になるようにcountを追加する

count2.push([count]);

手順9:スプレッドシートに出力する前にcount2をログで確認する

console.log(count2);

手順10:スプレッドシートの黄色い所にcount2を出力する

ss.getRange(3,2).setValue(count2);

実行後のスプレッドシートです。

GASでの全コードはこちらになります。

function loop2no19(){

  //スプレッドシートからアクティブシートにアクセスする
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  //スプレッドシートの緑のセルから整数N(この例の場合は100)を取得する
  const N=ss.getRange(1,2).getValue();

  //整数Nが取得出来たことをログで確認する
  console.log(N);

  //約数の個数countを0で初期化する
  let count=0;

  //ループ内でIF文を使ってN=100の約数を見つけたらcountをインクリメントする
  console.log('<<<ループに入ります。>>>');
  for(let i=1;i<=N;i++){
    console.log(`現在のcount:【${count}】`);
    console.log(`N=${N}を「i=${i}」で割る`);
    if(N%i==0){
      console.log(`約数みっけ(=^x^=) i:「${i}」はN:${N}の約数です。`);
      count++;
      console.log(`約数count:【${count}】個目です。`);
    }
    console.log('--------------------------------------------');
  }
  console.log('<<<ループを抜けました。>>>');

  //ループを抜けてcountを出力する
  console.log(count);

  //二次元配列としてcountを出力する配列count2を宣言する
  let count2=[];

  //count2に二次元配列になるようにcountを追加する
  count2.push([count]);

  //スプレッドシートに出力する前にcount2をログで確認する
  console.log(count2);

  //スプレッドシートの黄色い所にcount2を出力する
  ss.getRange(3,2).setValue(count2);

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。
お疲れ様でした、ブレイクタイムフォトはこちらになります。

大井競馬場メガイルミ

■ 参考文献の紹介■

じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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