この記事では、ランダムなサンプルデータを生成するテストデータージェネレーターの使い方について、
・学習用に便利でランダムなサンプルテストデーターの生成
・Excelとスプレッドシートの両方のインポートの仕方
・ランダムな点数を生成するRAND関数
・整数にするINT関数
についての概要が掴めます。
Excelやスプレッドシートの動画学習をする時に困ることが、学習用のテストデータを用意する時間が無い、その時間が勿体無いことです。
そこで、ランダムな仮のデータテストを生成して、生年月日や性別などのデーターを用意する、データジェネレーターという便利なものがあって、CSV形式で生成して、元のスプレッドシートとExcelに簡単にインポートすることが出来ます。
この記事ではまず、実際にテストデータージェネレーターを使って、スプレッドシートとExcelの両方でCSVファイルをインポートする所を画像付きで解説致します。
まずは、テストデータージェネレーターの画面を開きます。
今回は、「CSV」、「100行」、「氏名(漢字・カタカナ・半角スペース区切り)」、「生年月日」、「性別」など、あなたにとって必要な所にチェックを入れて、一番したの「生成」を押します。
適当な保存場所に「ダミーデーターですにゃ.csv」などの適当な名前で保存しました。

これを実際に、Excelとスプレッドシートで取り込んでみます。
● Excelの例
まず、Excel側でCSVファイルを読み込みます。
「データ」→「データファイル」→「テキストから(レガシ)」→
区切りは「カンマ」にチェックを入れます。

これで100行読み込めました。

● スプレッドシートの例
では、同じCSVファイルを、今度はスプレッドシートで読み込んでいます。
元々のシートに準備する場合はそのままで、新しいスプレッドシートに使う場合は、Googleのアドレスバーに、「sheet.new」と入力すると、新規のスプレッドシートが開きます。
「ファイル」→「インポート」を選択して、Googleドライブに保存された場合には「マイドライブ」、ローカルに保存された場合は「アップロード」→「参照」を選択します。
そこで、インポート場所を「選択したセルを先頭にデータを置換する」に選択して、インポートを押します。

このようにスプレッドシート側でも100行インポートされました。

以上が、個人情報テストジェネレーターの使い方でした。
この記事が皆様の学習の時短に繋がれば幸いでございます。
● RAND関数を使ってランダムな点数を用意する方法
では次に、ランダムな点数を用意するRAND関数について解説します。
関数を用意する所までのやり方は、スプレッドシートもExcelも共通です。
まず、RAND関数は、0から1までのランダムな値を生成します。
=RAND()
と入れると、乱数が生成されます。
100点までのランダムな点数を用意したい場合は、単に100をかけただけですと、0から99.9999…までの乱数の生成になるので1を加えます。
=RAND()*100+1
40点までの点数でしたら、
=RAND()*40+1
ただ、殆どのサンプルの点数は整数ですので、小数の部分を切り捨てる為に、INT関数を使って、
=INT(RAND()*100+1)
と関数を組みます。
これで、テストデーターで使いたいランダムな点数でしたら、ざっくり簡単に用意できます。
ただ、乱数って実行のたびに値が変わってしまうので、値貼りします。
関数が入っている範囲を選択して、[Ctrl]+[C]でコピーする所までは、スプレッドシートもExcelも同じです。
貼り付ける時は、
Excelの場合は
[Ctrl]+[Alt]+[V] → [V] → [Enter]
スプレッドシートの場合
[Ctrl]+[Shift]+[V]
で貼り付けます。
これで、一通り、ランダムなデータを生成してスプレッドシートやExcelの学習準備が整いました。
お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

代々木公園の紫陽花です。
ご精読誠に有難うございました。
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