episode8(最終回) GASの「キャラの身長をシンプルなグラフ化する」(Hunter×Hunterで覚えるGoogle Apps Script)

この記事を読むことによって、GAS(Google Apps Script)の最も基礎的な縦棒グラフの作り方が学べます。
このコーナーではGASをアニメ、ハンターハンターを通して入門の入門から学べる記事を掲載しております。

サイトマップはこちらから

GASサンプル集に戻る
メインメニューに戻る
これからプログラミングを始める方へ
基本情報技術者へ
自己紹介

まず、前回(episode7)の復習をします。

セルに「平均」、「170cm以上の人数」と入力し、平均身長と該当する人数を求めています。


この身長のデータは、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)の主要キャラクターの設定を用いました。

前回のコードです。

//アクティブなスプレッドシートを選択するグローバル(共通の処理)
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

//身長の平均と170cm以上の人数を求める関数
function height(){
  ss.getRange(6,1).setValue('平均');
  ss.getRange(7,1).setValue('170cm以上の人数');

  //平均身長を計算
  ss.getRange(6,2).setFormula('=AVERAGE(D1:D4)');

  //身長が170cm以上のキャラクターの人数を求める
  ss.getRange(7,2).setFormula('=COUNTIF(D1:D4,">=170")');
}

今回は、「キャラクター名」と「身長」の最も簡単な縦棒グラフを作ります。
名前の範囲をセルA1から4行分取得して、定数nameに格納します。

const name=ss.getRange(1,1,4);

身長の範囲をセルD1から4行分取得して、chara_heightとします。

const chara_height=ss.getRange(1,4,4);

以下、「chart」というグラフを作る処理になります。
ここまでで、上記のnameと、chara_heightを追加します。

let chart=ss.newChart()
    .asColumnChart()//単純な縦棒グラフ
    .addRange(name)//名前を追加
    .addRange(chara_height) //身長を追加

セルA10から縦横に10ドット下がった位置に配置し、高さ300、幅400のグラフを指定します。

.setPosition(10,1,10,10)//セルA10からタテ・ヨコ10ドット下がった所に配置
    .setOption('height',300)//グラフの高さを設定
    .setOption('width',400)//グラフの幅を設定
    .build()//グラフを作る

最後にグラフchartをアクティブなスプレッドシートに追加します。

ss.insertChart(chart);

ここまでのコードです。

//アクティブなスプレッドシートを選択するグローバル(共通の処理)
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

//キャラクター名と身長の単純な縦棒グラフを作る
function myGraph(){
  
  //キャラクターの名前を定数nameに格納する
  const name=ss.getRange(1,1,4);

  //キャラクターの身長を定数chara_heightに格納する
  const chara_height=ss.getRange(1,4,4);

  
  //グラフを作る処理
  let chart=ss.newChart()
    .asColumnChart()//単純な縦棒グラフ
    .addRange(name)//名前を追加
    .addRange(chara_height) //身長を追加
    .setPosition(10,1,10,10)//セルA10からタテ・ヨコ10ドット下がった所に配置
    .setOption('height',300)//グラフの高さを設定
    .setOption('width',400)//グラフの幅を設定
    .build()//グラフを作る
    
    //アクリティブなスプレッドシートにグラフchartを追加する
    ss.insertChart(chart);

}

それでは、マクロを実行します。

スプレッドシートに切り替えて、拡張機能→マクロ→関数を追加で指定のマクロ(今回でいえば、myGraph)をインポートします。

再び拡張機能→マクロから「myGraph」を選んで実行します。

グラフが表示されました。

お疲れ様でした。
入門講座はここで最後になります。
最終回までご覧いただき、ありがとうございました(=^x^=)mm

■参考文献の紹介■
初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本を通してじっくり学べます。

←episode7

←GAS自作サンプルへ戻る

投稿者: nekosiestr

プログラミング学習中のロスジェネ(就職氷河期世代)の発達障害者です。 宜しくお願いします。 趣味で写真を撮っています。 プログラミングは、GAS/HTML/CSS/JavaScript/jQuery/PHP、 発達障害は、自閉症スペクトラムASD/ADHD、その他双極性障害やHSP(5人に1人の繊細さん)などの生きづらさを抱えておりますが、それでも楽しく生きて行きたいです!! 写真は、以前はコンパクトデジカメ、現在は、OLYMPUSミラーレス一眼を使っています。