この記事を読むことで、Pythonで標準入力とsplitメソッドを用いて、数列の数と全ての数列をループの中で出力することが可能になります。GASではスプレッドシートで値を取得して、二次元配列にして出力しています。
このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングのレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。
GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。
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基本情報技術者試験
paizaでの解答はPythonで行いましたが、この記事ではPythonのコードと共に、同じ問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。
【N 個の整数の入力】1 行目で与えられる N 個の整数の入力 (large) (paizaランク D 相当)
問題:
1 行目で、整数 N と、続けて N 個の整数 a_1, … , a_N が半角スペース区切りで与えられます。
a_1, … , a_N を改行区切りで出力してください。
ではまず、Pythonで解いてみます。
今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから。
■ Pythonでの解き方 ■
手順として、
1:1行目を標準入力でsplitメソッドを使ってリストarrayとして取得する
2:出力する整数の個数N=array[0]とする
3:リストarrayをarray[0]からarray[N]まで出力する
の3ステップで行います。
今回は入出力例1を用います。
入力例1
5 8 1 3 1 3
出力例1
8
1
3
1
3
まず、準備として、paiza.ioにこのように入力します。
(入力例1 をコピペしたのみ)
下記のコードで入力と出力を行います。
#1行目を標準入力でsplitメソッドを使ってリストarrayとして取得する
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))
#出力する整数の個数N=array[0]とする
N=array[0]
#リストarrayをarray[0]からarray[N]まで出力する
for i in range(1,N+1):
print(array[i])
このコードの実行(出力)結果です。
Pythonは以上です。
次は、GASで解いて行きます。
■ GASでの解き方 ■
今度は、同じ問題をGASで解いてみます。
まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。
灰色の所に出力する数字の個数N個(5)とN個の数字(8 1 3 1 3)を入力しています。N個の数字を黄色いセルに出力します。その際、この黄色いセルの所には、二次元配列として取得した整数が格納された配列を出力します。
※スプレッドシートに表示する場合は、二次元配列としての配列に追加をして作成します※
手順はこのようになります。
1:SpreadSheetAppから階層を辿って現在のシートにアクセスする
2:灰色のセルを配列arrayに取得
3:取得したarrayをログ出力
4:数字の数N個にarray[0]を代入する
5:array[1]からarray[N]まで、二次元配列array2にループで格納する
6:スプレッドシート格納前に二次元配列array2をログ出力する
7:スプレッドシートの黄色い所に格納する
手順1: SpreadSheetAppから階層を辿って現在のシートにアクセスする
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
ここで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。
手順2:灰色のセルを配列arrayに取得
const array=ss.getRange(1,1).getValue().split(‘ ‘);
手順3:取得したarrayをログ出力
console.log(array);
手順4:数字の数N個にarray[0]を代入する
const N=array[0];
手順5:array[1]からarray[N]まで、二次元配列array2にループで格納する
//array[1]からarray[N]まで、二次元配列array2にループで格納する
let array2=[];
for(i=1;i<=N;i++){
array2.push([array[i]]);
}
手順6:スプレッドシート格納前に二次元配列array2をログ出力する
console.log(array2);
手順7:スプレッドシートの黄色い所に格納する
ss.getRange(3,1,N).setValues(array2);
実行後のスプレッドシートです。
GASでの全コードはこちらになります。
function standardInput28(){
//SpreadSheetAppから階層を辿って現在のシートにアクセスする
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
//灰色のセルを配列arrayに取得
const array=ss.getRange(1,1).getValue().split(' ');
//取得したarrayをログ出力
console.log(array);
//数字の数N個にarray[0]を代入する
const N=array[0];
//array[1]からarray[N]まで、二次元配列array2にループで格納する
let array2=[];
for(i=1;i<=N;i++){
array2.push([array[i]]);
}
//スプレッドシート格納前に二次元配列array2をログ出力する
console.log(array2);
//スプレッドシートの黄色い所に格納する
ss.getRange(3,1,N).setValues(array2);
}
宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。
お疲れ様でした、ブレイクタイムフォトはこちらになります。
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