この記事を読むことで、Pythonで標準入力とsplitメソッドを用いて、文字列の数と全ての文字列をループの中で出力することが可能になります。GASではスプレッドシートで値を取得して、二次元配列にして出力しています。
このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングのレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。
GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。
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基本情報技術者試験
問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。
改行区切りでの N 個の文字列の入力 (paizaランク D 相当)
問題:
1 行目に整数 N が与えられます。
2 行目以降に、N 個の文字列 s_1, … , s_N が N 行で与えられます。
s_1, … , s_N を改行区切りで出力してください。
ではまず、Pythonで解いてみます。
今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから。
■ Pythonでの解き方 ■
手順として、
1:1行目の文字列の個数Nを標準入力で整数として取得する
2:2行目からN行間の文字列を出力する
の2ステップで行います。
今回は入出力例1を用います。
入力例1
5
hello
paiza
813
paiza2020
Nice
出力例1
hello
paiza
813
paiza2020
Nice
まず、準備として、paiza.ioにこのように入力します。
(入力例1 をコピペしたのみ)
下記のコードで入力と出力を行います。
#1行目の文字列の個数Nを標準入力で整数として取得する
N=int(input())
#2行目からN行間の文字列を出力する
for i in range(N):
string=input()
print(string)
このコードの実行(出力)結果です。
Pythonは以上です。
次は、GASで解いて行きます。
■ GASでの解き方 ■
今度は、同じ問題をGASで解いてみます。
まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。
緑色のセルに文字列の個数N=5、灰色の所出力するN個の文字列を入力しています。N個の文字列を黄色いセルに出力します。その際、この黄色いセルの所には、二次元配列として取得した整数が格納された配列を出力します。
※スプレッドシートに表示する場合は、二次元配列としての配列に追加をして作成します※
手順はこのようになります。
1:SpreadSheetAppから階層を辿って現在のシートにアクセスする
2:緑色のセルから文字列の数Nを取得
3:灰色のセルから文字列を配列arrayに取得
4:配列arrayをログ出力
5:スプレッドシートの黄色い所に格納する
手順1: SpreadSheetAppから階層を辿って現在のシートにアクセスする
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
ここで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。
手順2:緑色のセルから文字列の数Nを取得
const N=ss.getRange(1,1).getValue();
手順3:灰色のセルから文字列を配列arrayに取得
const array=ss.getRange(2,1,N).getValues();
手順4:配列arrayをログ出力
console.log(array);
このログの画像より、既に二次元配列になっていることが分かります。
手順4:数字の数N個にarray[0]を代入する
const N=array[0];
手順5:スプレッドシートの黄色い所に格納する
ss.getRange(2,3,N).setValues(array);
実行後のスプレッドシートです。
GASでの全コードはこちらになります。
function standardInput29(){
//SpreadSheetAppから階層を辿って現在のシートにアクセスする
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
//緑色のセルから文字列の数Nを取得
const N=ss.getRange(1,1).getValue();
//灰色のセルから文字列を配列arrayに取得
const array=ss.getRange(2,1,N).getValues();
//配列arrayをログ出力
console.log(array);
//スプレッドシートの黄色い所に格納する
ss.getRange(2,3,N).setValues(array);
}
宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。
お疲れ様でした、ブレイクタイムフォトはこちらになります。
代々木公園で撮影した紫陽花
プログラミングのアンケートにご協力頂ける方はこちらのフォームで勉強法など色々と教えて下さい。