【Pythonクラスの継承とメソッドのオーバーライド】ゲゲゲの鬼太郎キャラの例

この記事を読むことで、

・クラスの継承をゲゲゲの鬼太郎のキャラクターと一般人の例

・親クラスを一般人、子クラスを鬼太郎たち妖怪

・メソッドのオーバーライドのコード

・一般的なループと内包表記を使ったループの復習

の概要が掴めます。

親(スーパー)クラスPeopleを継承して、小クラスGegegeを作ります。
どちらにもactionというメソッドがあり、親クラスPeopleの方のactionでは、「通勤電車に乗った」という動きを、小クラスGegegeのactionでは「妖術を使った」という動きにしました。

ループも使うので、一般的なループの書き方と【内包表記】を使ったループの書き方も掲載します。

「親クラスPeople」に登場する一般人は、「ヤマダ」さん、「サトウ」さん、「ヒガ」さん、「シマブクロ」さんです。
各々の一般人を引数にして、それぞれ「yamada,satou,higa,shimabukuro」というオブジェクトを作成しています。

また、「子クラスGegege」では「鬼太郎」、「ネコ娘」、「砂かけばばあ」、「ぬりかべ」のキャラを引数にして、それぞれ「kitarou,nekomusume,sunakakebabaa,nurikabe」というオブジェクトを作成しています。

親クラス「People」のコンストラクタでは、「selfとname」を引数にしています。actionメソッドでは「self.nameさんは電車に乗った。」という動きをprint文で作ります。

class People:
    def __init__(self,name):
        self.name=name

    def action(self):
        print('  【'+self.name+'さん】は「電車」に乗った。')

小クラス「Gegege」では、「self.nameさんは妖術を使って戦った!!」という動きを作ります。

#子クラス「Gegege」で鬼太郎たちが戦う動きを掲載
class Gegege(People):
    def action(self):
        print('【'+self.name+'】は【妖術】を使って戦った!!')

このように、同じ名前のメソッドを、小クラスでは親クラスとは別の動きにすることを、メソッドのオーバーライドと言います。

また、子クラスのGegegeでは、コンストラクタはありませんが、自動的に親クラスのコンストラクタが呼ばれます。

一般人と鬼太郎たちのオブジェクトを生成するコードです。

#一般人と鬼太郎たち妖怪のオブジェクトを作成
yamada=People('ヤマダ')
satou=People('サトウ')
higa=People('ヒガ')
shimabukuro=People('シマブクロ')
kitarou=Gegege('鬼太郎')
nekomusume=Gegege('ネコ娘')
sunakakebabaa=Gegege('砂かけばばあ')
nurikabe=Gegege('ぬりかべ')

上記のオブジェクトをarrayという配列に入れます。

#オブジェクトを配列に格納
array=[yamada,satou,higa,shimabukuro,kitarou,nekomusume,sunakakebabaa,nurikabe]

この配列をループで取り出して、メソッドactionを呼ぶことによって、下記の実行結果を得られます。
ループのコードと、実行結果です。

#ループで各オブジェクとを動かしてみる
for man in array:
    man.action()

また、上記のループを内包表記で書いた場合のコードです。

#上記ループの内包表記
[man.action() for man in array]    

このように、内包表記では1行で書き現すことが出来ました。

ここまでのコードを全て掲載します。

#親クラス「People」にはコンストラクタと一般人の動きをactionメソッド
class People:
    def __init__(self,name):
        self.name=name

    def action(self):
        print('【'+self.name+'さん】は「電車」に乗った。')


#子クラス「Gegege」で鬼太郎たちが戦う動きを掲載
class Gegege(People):
    def action(self):
        print('【'+self.name+'】は【妖術】を使って戦った!!')


#一般人と鬼太郎たち妖怪のオブジェクトを作成
yamada=People('ヤマダ')
satou=People('サトウ')
higa=People('ヒガ')
shimabukuro=People('シマブクロ')
kitarou=Gegege('鬼太郎')
nekomusume=Gegege('ネコ娘')
sunakakebabaa=Gegege('砂かけばばあ')
nurikabe=Gegege('ぬりかべ')


#オブジェクトを配列に格納
array=[yamada,satou,higa,shimabukuro,kitarou,nekomusume,sunakakebabaa,nurikabe]


#内包表記でループを1行に
[man.action() for man in array]

お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

通勤通学で使う方もいらっしゃる、東京モノレールです。
羽田空港第二ターミナルまで行きます。

ご精読ありがとうございました。

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Pythonでループの基礎と内包表記を対応付けて解説「宜保愛子じゃない!!」

この記事を読むことで、

・ループの基本的なコードの書き方

・上記を内包表記ではどのように書くのかの対応付け

・標準入力の使い方

の理解出来ます。


特に内包表記は通常のループの表記と一つずつ対応付けて書きましたので、この記事を読に終わる頃には内包表記にある程度慣れてくると思います。

今回標準入力でキーボードから入力させる文字列は、ドラマ「不適切にもほどがある!」の中から選んだセリフ、「宜保愛子じゃない!!」です。

この記事の前編として、Pythonでループの基礎2つずつ増加と標準入力「同情すんなら金をくれ!」を掲載しました。

今回は、その記事の後編となります。

まずは基本的なループです。
0から4までの数を表示します。

for i in range(5):
  print(i)

このコードを内包表記で書くと、たったの1行で済みます。

[print(i) for i in range(5)]

実行結果です。

内包表記は、

[ 計算(表示)結果 いつものfor文 ]

という書式になります。
別の例として、この数列を2倍にすることも可能です。


<2倍の基本的な書き方>

for i in range(5):
  print(i*2)

<2倍の内包表記>

[print(i*2) for i in range(5)]

実行結果です。


では、30から-3ずつカウントダウンしていくコードです。

<基本的なコード>

for i in range(30,0,-3):
  print(i)

<内包表記>

[print(i) for i in range(30,0,-3)]

実行結果です。


それでは、いよいよ、ドラマ「不適切にも程がある(ふてほど)」「宜保愛子じゃない!!」を指定の回数だけ表示させる、基本のFor文のコードと、内包表記の解説に移ります。

標準入力でキーボードから「宜保愛子じゃない!!」を入力してループで指定の回数までを表示するコードです。

<基本的なループ>

#表示する回数
N=5

#名セリフを入力←標準入力
print("あなたの好きなセリフを入力して下さい--->>>",end="")
msg=input()

#基本的なループ
for i in range(N):
  print(str(i)+":"+msg)

<内包表記>

#表示する回数
N=5

#名セリフを入力←標準入力
print("あなたの好きなセリフを入力して下さい--->>>",end="")
msg=input()

#内包表記
[print(str(i)+":"+msg) for i in range(N)]

実行結果です。


お疲れ様でした。ブレイクタイムPhotoは、

いたばし花火大会2025です。

ご精読ありがとうございました。

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