この記事では、C言語でシンプルな乗算(掛け算)の練習を通して、int や charといった型、IFによる分岐、標準入力の使い方と関数についてを学べます。
(同じ処理でのPythonのコードも掲載しています。)
具体例として使うのは、「バカボンのパパ」の名セリフでです。
正の数を「賛成」、負の数を「反対」とします。
例えば「-3(反対)」 ×「 -5(反対)」でしたら、答えはプラスの15になるので、「反対の反対は賛成なのだ」と表示されるように致します。
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まずはC言語でコードを掲載し、その後でコードの処理を解説します。
#include <stdio.h>
int main(void){
int num1; //最初の数
char *sign1; //最初の数の符号
printf("最初の数を入力=\n");
scanf("%d",&num1); //標準入力
if(num1>0){
sign1="賛成";
}else{
sign1="反対";
}
printf("最初の数%dは「%s」なのだ!\n",num1,sign1);
}
最初の数num1は数値なのでint型を、最初の数が「賛成」か「反対」かの結果を入れる変数は、文字なのでsign1はchar型を使っています。
数値の入力に、scanfによる標準入力を使っています。
その後のIFによる分岐で、入力した数が正の数か負の数かの結果をsign1に入れています。
最後にprintfで、入力した数値と正か負かの判定結果を表示しています。
同様に次の数、計算結果のコードを記述します。
#include <stdio.h>
int main()
{
int num1; //最初の数
int num2; //次の数
int ans; //計算結果
char *sign1;//最初の数が賛成か反対かを格納する
char *sign2;//次の数が賛成か反対かを格納する
char *sign3;//掛け算の計算結果が賛成か反対かを格納する
printf("最初の数を入力=");//キー入力
scanf("%d",&num1);
if(num1>0){ sign1="賛成";
}else{ sign1="反対";
}
printf("最初の数%dは「%s」なのだ!\n",num1,sign1);
printf("次の数を入力=");//キー入力
scanf("%d",&num2);
if(num2>0){
sign2="賛成"; }else{ sign2="反対"
; }
printf("次の数%dは「%s」なのだ!\n",num2,sign2);
ans=num1*num2;
if(ans>0){
sign3="賛成";
}else{
sign3="反対";
}
printf("計算結果%dは「%s」の\n「%s」は「%s」なのだ!\n",ans,sign1,sign2,sign3);
}
では、実行してみます。
最初の数に-3、次の数に-5を入れます。
かけるとプラス15になりますので、反対の反対は賛成になりました。
ただ、これでも動きますけれど、IF文による「賛成」・「反対」の分岐が3ヶ所も出てきて冗長なので、関数にまとめました。
また、変数の宣言のintの所も1行にまとめました。
そのコードがこちらです。
#include <stdio.h>
//賛成か反対かの判定をするIF文の関数
char *judge(int x){
char *msg;
if(x>0){
msg="賛成";
}else{
msg="反対";
}
return msg;
}
int main()
{
//最初の数と次の数と掛け算の計算結果
int num1,num2,ans;
//最初の数のキー入力
printf("最初の数を入力=");
scanf("%d",&num1);
//最初の数のIF文判定関数を呼び出してsign1に「賛成」or「反対」の戻り値を入れる
char *sign1=judge(num1);
printf("最初の数%dは「%s」なのだ!\n",num1,sign1);
//次の数のキー入力
printf("次の数を入力=");
scanf("%d",&num2);
//次の数のIF文判定関数を呼び出してsign2に「賛成」or「反対」の戻り値を入れる
char *sign2=judge(num2);
printf("次の数%dは「%s」なのだ!\n",num2,sign2);
//乗算の演算とIF文判定関数を呼び出し
ans=num1*num2;
//計算結果のIF文判定関数を呼び出してsign3に「賛成」or「反対」の戻り値を入れる
char *sign3=judge(ans);
printf("計算結果%dは「%s」の\n「%s」は「%s」なのだ!\n",ans,sign1,sign2,sign3);
}
では、同じ内容をPythonを使って書いて行きます。
コードと実行結果です。
#IF文で正の数だったら「賛成」、負の数だったら「反対」と分岐させる関数
def judge(x):
if x>0:
sign='賛成'
else:
sign='反対'
return sign
#標準入力で最初の数と次の数を入力する
print('最初の数を入力して下さい--->',end='')
num1=int(input())
print('次の数を入力して下さい--->',end='')
num2=int(input())
#乗算の計算をする
ans=num1*num2
#「賛成」か「反対」か分岐する関数を呼び出す
sign1=judge(num1)
sign2=judge(num2)
sign3=judge(ans)
print('最初の数「'+str(num1)+'」は【'+sign1+'】なのだ!')
print('次の数「'+str(num2)+'」は【'+sign2+'】なのだ!')
print('計算結果【'+str(ans)+'】は、「'+sign1+'」の「'+sign2+'」は'+'【'+sign3+'】なのだ!!')
バカボンを懐かしむ人と言えば40歳以上??30歳以上でしょうか。
結構年配になってからプログラミングを始めたいという方には、面白い例題かもしれません。
赤塚不二夫先生の有名なマンガ「天才バカボン」のバカボンのパパは、
といえば、「反対の反対は賛成なのだ!」が名セリフだと思います。
老子についてバカボンのパパと一緒に学ぶ本の紹介を致します。
(=^x^=) ここまで、ご精読ありがとうございました。
最後にお世話になった、C言語とアルゴリズムとPythonの参考書の紹介をさせて頂きます。
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C言語でコンピュータの仕組みを理解する実験プログラムを作りながら、目で見て納得出来る本です。実際に手を動かしながらC言語でのプログラミングを通してコンピュータの仕組みが学べました。
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Pythonを基礎から中級程度まで丁寧に学びたい方におすすめの書籍です。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで1〜2巡(苦手な所は納得がいくまで何巡でも)してからこの本で学ぶと、自分の学習状況をブログなどでアウトプット出来るようになり、また、エラーなどの不明点を調べられる力もついていきます。
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