東京都の新型コロナ感染者数から、平均(AVERAGE)・最大(MAX)・最小(MIN)・感染者数が1000人越えの件数(COUNTIF)といった、基本的な集計で使うExcel関数を勉強していきます。
平均を求めると、小数点以下の桁数がたくさん出て来てしまうので、ROUND関数やINT関数についても掲載致します。
また、関数の王様とも言われる、IF関数を使って、感染者数が平均以上かどうかで処理を分岐します。
感染者数は、ちょっと古いデータなのですが、令和3年1月30日に調べたデータで関数を使ってみます。
関数に加えて、条件付き書式や日付の表示形式の説明もございます。
まず、平均を求めてみます。
セルE2のところに、「=AVERAGE(B4:B10)」と入力します。
( 「=ave」と入力後、Tabキーで補完すると楽に関数名が入力出来ます。 )
このように求まりました。
ただ、小数点以下の桁数は、こんなに要らないです。
そこで、小数点第1位まで求めます。
スムーズに関数を編集できる様、「F2」キーを押して数式をこのように編集します。
=ROUND(AVERAGE(B4:B10),1)
切上げの場合は、ROUNDUP、切り下げの場合はROUNDDOWN、単に整数のみの場合は、INT関数を使います。
=INT(AVERAGE(B4:B10))
お疲れ様でした。
ここで一旦、写真で休憩を挟みます。
写真は、足立区の荒川河川敷から見たスカイツリーです。
では、次に、再びこのシートをご覧下さい。
C4の所で、平均値以上だったら「平均以上」と表示して、違ったら「—」と表示させるようにします。
式をこのように入れます。
ここで気をつけるポイントは、平均値が入っているセルE2は、固定する必要がありますので、絶対参照にします。
1月23日の数式を下に引っ張っていくとズレてしまうので、[F4]キーを押して$(ドル)マークを付けています。
=IF(B4>=$E$2,”平均以上”,”—“)
セルC4の右下の四角をダブルクリックして、オプションを「書式なしコピー」にすると
こうなります。
もしも、オートフィルが消えなくて困る場合は、何もないセルを選択して、[BackSpace]を押してみて下さい。
次に最大値です。セルG2に「=MAX(B4:B10)」と入力します。
最小値はセルI2に「=MIN(B4:B10)」と入力します。
お疲れ様でした。
ここで一旦、写真で休憩を挟みます。
写真は浅草駅から見たスカイツリーです。
さて、ちょっと関数から離れて、条件付き書式の設定をします。
最大値と最小値に書式を設定します。
まずは、人数のデータの所を選択します。
ホームタブから条件付き書式を選択して、
条件付き書式を設定します。
セルの強調表示ルール → 指定の値に等しい
を選びます。
最大値を参照する様にして、書式は好きなのを選びます。
OKを押します。
最大値の人数に書式が設定されました。
同様にして最小値にも書式を設定しました。
お疲れ様でした。
ここで一旦、写真で休憩を挟みます。
真っ赤な薔薇が結構綺麗に撮れたかな。
では、関数に戻って1000人以上の回数を数えます。
K2に
=COUNTIF(B4:B10,”>=1000″)
と入力するとこの様に「3件」と求まります。
お疲れ様でした。
ここで一旦、写真で休憩を挟みます。
写真は、江ノ電に乗って鎌倉高校前駅の海で撮影しました。
では、日付を「1/23(土)」のような形式にします。
これはA4からA10の日付が入っている所を選択して[Ctrl]+[1!ぬ]を押します。
分類を「ユーザー定義」にして、種類を「m/d(aaa)」と入力します。
OKを押します。
この「m」はmonth(月)で、「d」はday(日)で、「aaa」は曜日を表しています。
このように書式が変わりました。
また、人数をカンマ区切りにするには、人数の範囲を選択して[Ctrl]+[Shift]+[1!ぬ]
と押すとカンマ区切りになります。
お疲れ様でした。
ここで一旦、写真で休憩を挟みます。
同じ海でも、こっちは房総半島の外房の御宿の海です。
雰囲気が変わりますね。
では、最後にグラフを作ります。
A3からB10までを選択します。
挿入 → グラフの右横の□→
すべてのグラフ 折れ線グラフ マーカー付き折れ線グラフ
を選択してOKを押します。
このようにシンプルなグラフが出来ました。
このグラフを見て気になる所は、400より下の数値が不要だということです。
なので、左側の1,200から0の範囲ならどこでも良いので、好きな所で右クリックをします。
右側に「軸の書式設定」が出るので、最小値を400にします。
これで、だいぶ見やすく成りました。
あとは、グラフが選択された状態で、
グラフツール → デザイン の右下から、好きなデザインを選べます。
色を変えたい時は、その左の「色の変更」から好きな色を選べます。
線のカクカクが気になる方は、折れ線部分を右クリックして、データ系列の書式設定を選んで、
バケツマーク → マーカー まで行って、下にあるスムージングを「レ」チェック入れます。
すると、カクカクが滑らかになりました。
このままでも良い場合もありますが、グラフシートを作りたい場合は、グラフを選択した状態で、デザインタブ → グラフの移動 を選択します。
新しいシートを選んで、好きなタイトルを入れます。
そうすると、このようにグラフシートになりました。
お好みでこのように装飾することも可能です。
お疲れ様でした。
ここで一旦、写真で休憩を挟みます。
写真は、2022年にお台場レインボーブリッジの冬の花火大会を、お台場海浜公園から撮影した写真です。
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