<ねこフォーム3>GASで作成したフォームに「ねこあつめ」の「おなまえ」と「あそんだグッズ」を追加する

この記事では、GAS(Google Apps Script)を使って、フォームを作成して行きます。
お世話になった記事は、いつも隣にITのお仕事さんの、

GASでGoogleフォームに記述式の質問を追加する方法

です。

前回のおさらいをします。

このフォームを、

ドライブの指定されたフォルダ「ねこねこフォーム作成練習」に保存するコードと実行結果です。

function myFunction() {

  //SpreadsheetAppから現在のスプレッドシートにアクセス
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  //シート名「イベント概要」のデータを配列として取得する
  const values=ss.getSheetByName('イベント概要').getDataRange().getValues();
  const formTitle=values[0][1];//タイトル
  const formDescription=values[1][1];//概要
  
  //フォームを作成
  const form=FormApp.create(formTitle);

  //←ここでプロパティストアに格納したFOLDER_IDを使って、指定のフォルダにフォームを作成する
  const id=PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('FOLDER_ID');//idにFOLDER_IDを格納する
  const formFile=DriveApp.getFileById(form.getId());//作成したフォームのIDをformFileに格納する
  DriveApp.getFolderById(id).addFile(formFile);//指定のフォルダにフォームを格納する
  DriveApp.getRootFolder().removeFile(formFile);//マイドライブに作成されたフォームを削除する

  //フォームの説明を作成
  form.setDescription(formDescription);
}

今回のは、下記のねこあつめの「なまえ(きっどさん)」と、「あそんだグッズ」をフォームで入力する、テキストアイテムを追加して行きます。

「おなまえ」は入力必須、「グッズ」は任意にします。

「add」は色々なプログラミング言語で「追加」の意味で使われていたのを学びました。

前回のコードに追加するコードは下記2行です。

//テキストアイテムを追加する
  form.addTextItem().setTitle('おなまえ').setRequired(true);//trueにすることで、入力必須にしている。
  form.addTextItem().setTitle('あそんだグッズ');

簡単にコードの説明を書きますと、addTextItem()でテキスト入力が出来る所を作れて、setTitleで「おなまえ」など、入力する所に名前を付けることが出来ます。
また、setRequired(true)を追記すると、入力必須になります。

上記のコードを追記した、今回のコードです。

function myFunction() {

  //SpreadsheetAppから現在のスプレッドシートにアクセス
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  //シート名「イベント概要」のデータを配列として取得する
  const values=ss.getSheetByName('イベント概要').getDataRange().getValues();
  const formTitle=values[0][1];//タイトル
  const formDescription=values[1][1];//概要
  
  //フォームを作成
  const form=FormApp.create(formTitle);

  //ここでプロパティストアに格納したFOLDER_IDを使って、指定のフォルダにフォームを作成する
  const id=PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('FOLDER_ID');//idにFOLDER_IDを格納する
  const formFile=DriveApp.getFileById(form.getId());//作成したフォームのIDをformFileに格納する
  DriveApp.getFolderById(id).addFile(formFile);//指定のフォルダにフォームを格納する
  DriveApp.getRootFolder().removeFile(formFile);//マイドライブに作成されたフォームを削除する

  //フォームの説明を作成
  form.setDescription(formDescription);

  //←テキストアイテムを追加する
  form.addTextItem().setTitle('おなまえ').setRequired(true);//trueにすることで、入力必須にしている。
  form.addTextItem().setTitle('あそんだグッズ');

}

このコードを実行すると、まずこの様なフォームの雛形が出来ます。

このプレビューを見てみます。
右上の所の「目のマーク」を押します。

「おなまえ」のところ、「*」付いていますね。


フォームが作成されたので、下記のように入力して送信します。

送信して、先ほどの画面に戻ると、

このように、回答が1件集まったことの通知が来ています。
この画面の右側上を見ると、

スプレッドシートのマークが表示されますので、押してみます。

新しいスプレッドシートを選択して、「作成」ボタンを押します。

先ほどのデータがスプレッドシートに蓄積されました。
ご精読ありがとうございました。

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スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

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<ねこフォーム2>GASで作成したフォームを指定のフォルダに格納する

この記事では、GAS(Google Apps Script)を使って、フォームを作って行きます。
今回は、作成したフォームを指定のフォルダに格納するプロパティストアについて見て行きます。お世話になった記事は、いつも隣にITのお仕事さんの、

GASで作成したGoogleフォームを指定のフォルダに移動する方法

です。

まず、前回の復習をします。

このようなスプレッドシートを元に、

このようにフォームを作成しました。
そのコードがこちらです。

function myFunction() {

  //SpreadsheetAppから現在のスプレッドシートにアクセス
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  //シート名「イベント概要」のデータを配列として取得する
  const values=ss.getSheetByName('イベント概要').getDataRange().getValues();
  const formTitle=values[0][1];//タイトル
  const formDescription=values[1][1];//概要
  
  //フォームを作成
  const form=FormApp.create(formTitle);

  //フォームの説明を作成
  form.setDescription(formDescription);
}

今回の内容に入る前に、ねこあつめ画像で癒されます。

では、今回の内容に入ります。

今ではフォームを作成すると、自動でマイドライブの配下に置かれてしまいましたが、今回から、フォームを作成すると、自動的に指定のフォルダに格納できる処理を下記の手順で行います。

1.Googleフォルダ内に格納するフォルダを用意

2.フォルダIDを調べる

3.フォルダIDをキーと紐付けるコード書いて実行する

4.フォーム作成のコードを実行する

では、順に見ていきます。

1.Googleフォルダ内に格納するフォルダを用意
新規作成または、勉強に使えそうなフォルダを用意します。
「ねこねこフォーム作成練習」と言うフォルダを作りました。

2.フォルダIDを調べる
上の画像のフォルダのアドレスで、モザイクかかっているところがIDです。
このIDを次の工程でキーと紐付けます

3.フォルダIDをキーと紐付けるコード書いて実行する
フォーム作成の前に行います。
GASで新たにファイルを作成して、紐づけをするスクリプトのコードを書きます。
32桁の「XXXXXX…XXXXX」のところにフォルダIDを貼り付けて実行します。

//プロパティストアにフォルダIDを格納する
function setScriptProperty(){
  PropertiesService.getScriptProperties().setProperty('FOLDER_ID','XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX');
}

このように何もログに表示されませんが、FOLDER_IDにX X X X X X XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXが格納されたことを、下記のプログラムを実行することで確認出来ます。

//プロパティストアにフォルダIDが格納されたことを確認する
function getScriptProperty(){
  const folderid=PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('FOLDER_ID');
  console.log(folderid);
}

実行結果です。これで無事にプロパティストアにフォルダIDが格納されたことを確認出来ました。実際のIDはモザイクにしています。

4.フォーム作成のコードを実行する
以上の準備が整ったところで下記のコードを実行します。

その前にもう一度前回のコードを表示します。
この、13行目の下に下記4行を追記します。

前回のコード

function myFunction() {

  //SpreadsheetAppから現在のスプレッドシートにアクセス
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  //シート名「イベント概要」のデータを配列として取得する
  const values=ss.getSheetByName('イベント概要').getDataRange().getValues();
  const formTitle=values[0][1];//タイトル
  const formDescription=values[1][1];//概要
  
  //フォームを作成
  const form=FormApp.create(formTitle);

  //フォームの説明を作成
  form.setDescription(formDescription);
}

追記するコード

//←ここでプロパティストアに格納したFOLDER_IDを使って、指定のフォルダにフォームを作成する
  const id=PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('FOLDER_ID');//idにFOLDER_IDを格納する
  const formFile=DriveApp.getFileById(form.getId());//作成したフォームのIDをformFileに格納する
  DriveApp.getFolderById(id).addFile(formFile);//指定のフォルダにフォームを格納する
  DriveApp.getRootFolder().removeFile(formFile);//マイドライブに作成されたフォームを削除する

今回の追記したコードです。

function myFunction() {

  //SpreadsheetAppから現在のスプレッドシートにアクセス
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  //シート名「イベント概要」のデータを配列として取得する
  const values=ss.getSheetByName('イベント概要').getDataRange().getValues();
  const formTitle=values[0][1];//タイトル
  const formDescription=values[1][1];//概要
  
  //フォームを作成
  const form=FormApp.create(formTitle);

  //←ここでプロパティストアに格納したFOLDER_IDを使って、指定のフォルダにフォームを作成する
  const id=PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('FOLDER_ID');//idにFOLDER_IDを格納する
  const formFile=DriveApp.getFileById(form.getId());//作成したフォームのIDをformFileに格納する
  DriveApp.getFolderById(id).addFile(formFile);//指定のフォルダにフォームを格納する
  DriveApp.getRootFolder().removeFile(formFile);//マイドライブに作成されたフォームを削除する

  //フォームの説明を作成
  form.setDescription(formDescription);
}

実行結果です。

無事に格納されているので、これで安心して勉強を進められます。

ご精読ありがとうございました。

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<ねこフォーム1>GASで「ねこあつめ親睦会」のフォームを作ってみる

この記事では、GAS(Google Apps Script)を使って、最も簡単な方法でフォームを作って行きます。お世話になった記事は、いつも隣にITのお仕事さんの、

GASでGoogleフォームを作成する最も簡単なスクリプト

です。

そもそもGoogleでフォームが作れるってこと、今日今さっき知ったのですが、大丈夫でしょうか・・・。
不安もありつつ上の記事を見ながら作ってみます。

スプレッドシートのメニューバー「拡張機能」から「Apps Script」を選んで、「ねこあつめのフォームだにゃ(=^x^=)mm」というフォームを作っていきます。

とてもシンプルなコードです。

function myFunction() {
  FormApp.create('ねこあつめのフォームだにゃ(=^x^=)mm');
}

[Command]+[S]で保存して、[Command]+[R]で実行してみます。
(Windowsの方は[control]で。)

実行後、Googleドライブに切り替えてみます。

これをクリックして、

お〜〜〜!!
出来てた!!

では次に、フォームに説明文を加えます。

コードです。

function myFunction() {
  const form=FormApp.create('ねこあつめのフォームだにゃ(=^x^=)mm');
  form.setDescription('説明すると、ねこあつめ大好きなお友達の集まりだにゃ');
}

実行結果です。

うん。良い感じ♪♪♪♪

では、スプレッドシートに入力した内容を元に、フォームを作成していきます。
このように作成し、シート名は「イベント概要」にします。

セルA1を[0][0]とすると、タイトル「ねこあつめ親睦会」は[0][1]、「集まれ!!・・・」以降の説明文は[1][1]になります。

コードです。

function myFunction() {

  //SpreadsheetAppから現在のスプレッドシートにアクセス
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  //シート名「イベント概要」のデータを配列として取得する
  const values=ss.getSheetByName('イベント概要').getDataRange().getValues();
  const formTitle=values[0][1];//タイトル
  const formDescription=values[1][1];//概要
  
  //フォームを作成
  const form=FormApp.create(formTitle);

  //フォームの説明を作成
  form.setDescription(formDescription);
}

実行結果です。

ほのぼのって感じ(=^x^=)

ご精読ありがとうございました。

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