Pythonでループの基礎と内包表記を対応付けて解説「宜保愛子じゃない!!」

この記事を読むことで、

・ループの基本的なコードの書き方

・内包表記ではどのように書くのか

・標準入力の使い方

の理解出来ます。

・ループの内包表記ってイマイチ分かんないよ。混乱するんだもん。

・ついでに標準入力についてザッとおさらいしたい

とう方にもお役立て頂けたらと思い、記事を書きました。


特に内包表記は通常のループの表記と一つずつ対応付けて書きましたので、この記事を読に終わる頃には内包表記にちょっと慣れると思います。

今回標準入力でキーボードから入力させる文字列は、ドラマ「不適切にもほどがある!」の中から選んだセリフ、「宜保愛子じゃない!!」です。

この記事の前編として、Pythonでループの基礎2つずつ増加と標準入力「同情すんなら金をくれ!」を掲載しました。

今回は、その記事の後編となります。

まずは基本的なループです。
0から4までの数を表示します。

for i in range(5):
    print(i)

このコードを内包表記で書くと、たったの1行で済みます。

[print(i) for i in range(5)]

実行結果です。

内包表記は、

[ 計算(表示)結果 いつものfor文 ]

という書式になるので、この数列を2倍にすることも可能です。

<2倍の基本的な書き方>

for i in range(5):
    print(i*2)

<2倍の内包表記>

[print(i*2) for i in range(5)]

実行結果です。

では、30から-3ずつカウントダウンしていくコードです。

for i in range(30,0,-3):
    print(i)

内包表記です。

[print(i) for i in range(30,0,-3)]    

実行結果です。

では、いよいよ、ドラマふてほど「宜保愛子じゃない!!」を指定の回数だけ表示させる、基本のFor文のコードと、内包表記の解説に移ります。

標準入力でキーボードから「宜保愛子じゃない!!」を入力してループで指定の回数までを表示するコードです。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞←ここを標準入力に変更
print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')
Dialogue=input()

for i in range(N):
    print(str(i)+':'+Dialogue)

内包表記です。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞←ここを標準入力に変更
print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')
Dialogue=input()

#ここを内包表記でループしている
[print(str(i)+':'+Dialogue) for i in range(N)]

実行結果です。

参考記事でこの記事の前編:
Pythonでループの基礎2つずつ増加と標準入力「同情すんなら金をくれ!」

最後までお読み頂きありがとうございました。

■ 参考文献の紹介 ■
じっくり丁寧にPythonを学びたい方向けの書籍を紹介します。

Pythonを基礎から中級程度まで丁寧に学びたい方におすすめの書籍です。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで1〜2巡(苦手な所は納得がいくまで何巡でも)してからこの本で学ぶと、自分の学習状況をブログなどでアウトプット出来るようになり、また、エラーなどの不明点を調べられる力もついていきます。

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Pythonでループの基礎と2つずつ増加、ドラマの名台詞を表示、「同情すんなら金をくれ!!!!」

この記事を読むと、ループの基礎の基礎、ループで2つずつ増加して表示させること、
逆に数を減らしていくこと、ドラマの名台詞をループで指定した回数分だけ表示させること、標準入力の理解が出来ます。

・Python始めたばかりで、ループの書き方ってどうやるのか分からないんだけど・・・。

・Pythonのループで2ずつ増加(1個飛ばし)ってどうやるの?

・逆に減らすのは?

・指定の文字列をループで指定した回数分表示させたいんだけれど。

とお悩みな方にお役立て頂けたらと思い、記事を書きました。

指定の文字列表示に使う具体例は、ドラマの名台詞です。
「同情すんなら金をくれ!」
「僕は死にません!あなたが好きだから、僕は死にましぇ〜〜〜ん」
「宜保愛子じゃない!!」

の3つのセリフを使います。

まずは基本的なループです。
0から19までの数を表示します。

for i in range(20):
    print(i)

このようにrangeで指定する場合は、その数未満の数が対象になるので、0〜19までが表示の対象となります。
その実行結果です。

これを、2つずつの増加のループに書き換えます。
rangeのカッコ内に

range(開始,終了(指定未満),増加分)

と書きます。

for i in range(0,20,2):
    print(i)

2ずつ増加の実行結果です。

では、逆に数を減らす場合にはどうしたら良いでしょうか。

range(開始,終了(その数は含まない),減らす分)

ここでは、30から1までを3ずつ減らすコードと実行結果を記載します。

for i in range(30,0,-3):
    print(i)

3つずつ減らされていることと、0は含まれていないことが確認できました。

では、今度は指定の数だけドラマの名台詞を表示させてみます。
平成の名ドラマ「家なき子」の安達祐実さんのセリフ、「同情すんなら金をくれ!」を5回表示させます。
Nに表示回数の5、Dialogueにセリフを入れてコードを書いて実行します。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞
Dialogue='同情すんなら金をくれ!'

for i in range(N):
    print(Dialogue)

5回出力されました。
あの頃の安達さんの表情が蘇ります(涙)
で、range(5)は5未満なのに、5回表示されるのはおかしいじゃん!
4回にならね?
と思われたアナタ、鋭いです!!

print文の下記を変更して、ループの変数「i」も同時に表示させてみます。

print(str(i)+’:’+Dialogue)

コードと実行結果です。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞
Dialogue='同情すんなら金をくれ!'

for i in range(N):
    print(str(i)+':'+Dialogue)

他のセリフに変えるには、4行目のDialogueのところを変更して実行します。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞←ここを101回目のプロポーズに変更
Dialogue='僕は死にません!あなたが好きだから、僕は死にましぇ〜〜〜ん!'

for i in range(N):
    print(str(i)+':'+Dialogue)

武田鉄矢さんの金八先生とは全く異なるキャラで必死な愛を感じました。
ただ、当時、どこかの中学生の男子が真似して車の運転手に怒られていたという話を噂程度に聞いたことがあります。

では、ドラマのセリフを標準入力を使って、都度変更させるコードにしてみます。

print(‘あなたが好きな名セリフを入力して下さい—>>’,end=”)

end=”で、改行しないで直後に入力できるようにしている。

標準入力はinput関数を使用して、Dialogueに代入しています。

Dialogue=input()

では、コードと実行結果です。

#表示する回数
N=5

#ドラマの名台詞←ここを標準入力に変更
print('あなたが好きな名セリフを入力して下さい--->>',end='')
Dialogue=input()

for i in range(N):
    print(str(i)+':'+Dialogue)

例えば、「不適切にもほどがある」の「宜保愛子じゃない!!」などを入力してみるのも面白いかも知れません。
宜保愛子さん、すっごく久しぶりに名前を聞きました。

(「愚か者」と「ギンギラギン」は、ブログで書いちゃっても良いのかな・・・?)

お若い方にとって、「宜保愛子って誰??」だと思われるかも知れませんので、簡単に書くと、「タレント、霊能力者、作家」です。

この記事の後半は、こちらで扱ったコードを中心に、基本のFor文コードと内包表記でのコードを対応付けていきます。
Pythonでループの基礎と内包表記を対応付けて解説「宜保愛子じゃない!!」

最後までお読み頂きありがとにゃん(=^x^=)

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paiza レベルアップ問題集 「FINAL問題 数列同士の引き算」をPythonとGASで解いてみた

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。

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paizaでの解答はPythonで行いましたが、この記事ではPythonのコードと共に、同じ問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。

数列同士の引き算 Python3編

具体例として出力例1の、N=5 リスト「1,2,3,4,5」からリスト「5,4,3,2,1」で考えてみます。

入力例1
5
1 2 3 4 5
5 4 3 2 1

出力例1
-4
-2
0
2
4

ではまず、Pythonで解いてみます。

今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから。

<<Pythonでの解き方>>

下準備として、paiza.ioにこの様に入力します。

手順として、

1.標準入力でリストの長さNを読み込む
2.標準入力でリストとしてリストarrayを読み込む
3.標準入力でリストarrayから減算するarray2を読み込む
4.リストarrayからarray2を減算した答えを格納する空のリスト、array_ansを定義する
5.ループで減算処理と減算結果の格納を同時に行う
6.答えが格納されたarray_ansをループで出力する

コードを見てみましょう。

手順1では、

N=int(input())

で、標準入力でリストの個数Nを読み込めます。

手順2では、

array=list(map(int,input().rstrip().split(‘ ‘)))

で、リストとして複数の数を標準入力で読み込んでいます。
listを使ってリストとしています。
mapで複数の数を読み込めます。
intで整数として読み込んでいます。
rstripで改行による影響を受けない様にして、split(‘ ‘)でスペース区切りの数値を読み込みます。

手順3では、

array2=list(map(int,input().rstrip().split(‘ ‘)))

で、arrayから減算するarray2をリストとして読み込みます。

手順4では、array[i]からarray2[I]の減算結果を格納するリストarray_ansを定義しています。

array_ans=[]

手順5ではループで減算処理と減算結果の格納を同時に行っています。
内包表記を使いました。

内包表記の書式は、

[結果 for いつものfor文]

です。
今回の内包表記のコードは、

[array_ans.append(array[i]-array2[i]) for i in range(N)]

です。

これを通常表記で書くと、

#ループで減算処理と減算結果の格納を同時に行う
for i in range(N):
    array_ans.append(array[i]-array2[i])

に、なります。

手順6では、内包表記を使ってリストarray_ansをループで出力しています。

[print(num) for num in array_ans]

これを通常のループで書くとこうなります。

#答えが格納されたarray_ansをループで出力する
for num in array_ans:
    print(num)

ここまでのコードはこの様になります。

#リストの長さNを取り込む
N=int(input())

#リストarrayを取り込む
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))

#リストarray2を取り込む
array2=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))

#リストarrayからarray2を減算した答えを格納する空のリスト、array_ansを定義する
array_ans=[]

#ループで減算処理と減算結果の格納を同時に行う
[array_ans.append(array[i]-array2[i]) for i in range(N)]
    
#答えが格納されたarray_ansをループで出力する
[print(num) for num in array_ans]

paiza.ioの出力結果です。

<<GASでの解き方>>

では、同じ問題をGASで解いてみます。

まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

緑のセルにN=配列の要素数、薄い灰色の所に配列array、濃い灰色の所に配列array2、減算結果array_ansを黄色の所に求めます。

※スプレッドシートに表示する場合は、ループを使って一次元配列ではなく、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする
2:緑のセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「5」)を取得する。
3:薄い灰色のセルから(この問題の場合は「1,2,3,4,5」)を読み込み、配列arrayとする
4:濃い灰色のセルから(この問題の場合は「5,4,3,2,1」)を読み込み、配列array2とする
5:N及び配列arrayとarray2をログ出力して正しく読み込めたことを確認する
6:減算結果を格納する配列array_ansを定義する
7:減算結果を格納したarray_ansをスプレッドシートに格納出来るようにする二次元配列array_printを定義する
8:ループでi=0からi<Nまでの間、array[0][i]-array2[0][i]の各要素の減算結果をarray_ansに追加する
9:計算結果が入ったarray_ansをスプレッドシートに出力できるように二次元配列として格納するためにarray_printに追加する
10:ログで配列array_ansとarray_printを確認する
11:スプレッドシートの黄色い所のB4である(5,2)から1行N列分にarrayを出力する

手順1: SpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートをアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

手順2:緑のセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「5」)を取得する。

let N=ss.getRange(1,2).getValue();

手順3:薄い灰色のセルから(この問題の場合は「1,2,3,4,5」)を読み込み、配列arrayとする

let array=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

手順4:濃い灰色のセルから(この問題の場合は「5,4,3,2,1」)を読み込み、配列array2とする

let array=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

手順5:N及び配列arrayとarray2をログ出力して正しく読み込めたことを確認する

console.log(N);
console.log(array);
console.log(array2);

ログの実行結果です。

手順6:減算結果を格納する配列array_ansを定義する

let array_ans=[];

手順7:減算結果を二次元配列としてスプレッドシートに出力する用の配列array_printを定義する

let array_print=[];

手順8:ループでarray_ansに減算結果を格納する

//ループでarray_ansに減算結果を格納する
  for(let i=0;i<N;i++){
    array_ans.push(array[0][i]-array2[0][i]);
  }

array[0][i]-array2[0][i]となっているのは、スプレッドシートから取得した配列arrayは1行5列の二次元配列なのでこの様にコードを書いて計算しています。

手順9:減算結果を格納したarray_ansをスプレッドシートに二次元配列として出力出来る様に配列array_printに追加する

array_print.push(array_ans);

手順10:array_ansの計算結果及びarray_printに二次元配列として格納できたことをログで確認する

console.log(array_ans);
console.log(array_print);

最後のarray_printが、「1行5列の二次元配列」として格納されています。
この「1行5列だからこそ!」今回の場合では、スプレッドシートの黄色いセル、横方向1行分に格納出来るのです。これは後で出てくるので、今はこの「1行5列」という所を頭の片隅において下さい。

手順11:スプレッドシートの黄色いセルに出力用のarray_ans_printを格納する

ss.getRange(5,2,1,N).setValues(array_print);

スプレッドシートの実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

function loop11(){

  //SpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートをアクセスする
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  //配列の長さNを取得する
  let N=ss.getRange(1,2).getValue();

  //arrayを配列として取得する
  let array=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

  //減算用のarray2を配列として取得する
  let array2=ss.getRange(3,2,1,N).getValues();

  //N,array,array2が取得できたことをログで確認する
  console.log(N);
  console.log(array);
  console.log(array2);

  //減算結果を格納する空の配列array_ansを定義する
  let array_ans=[];

  //減算結果を二次元配列としてスプレッドシートに出力する用の配列array_printを定義する
  let array_print=[];

  //ループでarray_ansに減算結果を格納する
  for(let i=0;i<N;i++){
    array_ans.push(array[0][i]-array2[0][i]);
  }


  //格納した減算結果をスプレッドシートに二次元配列として出力用の配列array_printに追加する
  array_print.push(array_ans);

  //array_ansの計算結果及びarray_printに二次元配列として格納できたことをログで確認する
  console.log(array_ans);
  console.log(array_print);

  //スプレッドシートの黄色いセルに出力用のarray_ans_printを格納する
  ss.getRange(5,2,1,N).setValues(array_print);

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

ちなみにarray_printを使わず、25行目をこのように書いて、計算結果array_ansを出力すると、([array[0][i]-arrray2[0][i]])と[]で括っています。)

array_ans.push([array[0][i]-array2[0][i]]);

このように、5行1列になってしまっているので、横方向の1行5列には格納できません。
下のエラー文をざっくり訳すと、

「行数が違っているよ。スプレッドシートの黄色い所は1行分なのに、5行ぶち込もうとしているから、スプレッドシートに出力できないよ」

Exception: The number of rows in the data does not match the number of rows in the range. The data has 5 but the range has 1.

ということになってしまいましたので、縦方向、横方向を確認してからスプレッドシートに格納することがGASでスプレッドシートを扱う上で、1番大事〜〜♪なんですね。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

目白庭園。
池袋から一駅

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じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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paiza レベルアップ問題集 「STEP: 3 数列の値を全部 * 2 して出力」をPythonとGASで解いてみた

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paizaでの解答はPythonで行いましたが、この記事ではPythonのコードと共に、同じ問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。

数列の値を全部 * 2 して出力 (paizaランク D 相当)

問題:N個の数列を全て2倍にして改行区切りで出力する

具体例として出力例2の、N=5 リスト「0 1 50 99 100」で考えてみます。

出力例2
5
0 1 50 99 100

出力例2
0
2
100
198
200

ではまず、Pythonで解いてみます。

今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから。

<<Pythonでの解き方>>

下準備として、paiza.ioにこの様に入力します。

手順として、
1.標準入力でリストの長さNを読み込む
2.標準入力でリストとしてリストarrayを読み込む
3.arrayを2倍にする要素を格納するarray2を宣言する
4.ループを使ってarrayの各要素をarray2に追加する
5.array2を出力

コードを見てみましょう。

手順1では、

N=int(input())

で、標準入力でリストの個数Nを読み込めます。

手順2では、

array=list(map(int,input().rstrip().split(‘ ‘)))

で、リストとして複数の数を標準入力で読み込んでいます。
listを使ってリストとしています。
mapで複数の数を読み込めます。
intで整数として読み込んでいます。
rstripで改行による影響を受けない様にして、split(‘ ‘)でスペース区切りの数値を読み込みます。

手順3では、

array2=[]

で、2倍にするリストを宣言して用意します。

手順4ではループを使って、arrayの各要素を2倍にして、appendでarray2に追加しています。

#ループで各要素を2倍にした結果を配列array2に格納する
for num in array:
    num*=2
    array2.append(num)

手順5でリストarray2を出力しています。

#ループでarray2を出力する
for num in array2:
    print(num)

ここまでのコードはこの様になります。

#リストの個数Nを読み込む
N=int(input())

#リストを読み込む
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))

#2倍にした要素を格納する配列array2を宣言する
array2=[]

#ループで各要素を2倍にした結果を配列array2に格納する
for num in array:
    num*=2
    array2.append(num)

#ループでarray2を出力する
for num in array2:
    print(num)

paiza.ioの出力結果です。

これでも正解しましたが、もっと短いコードで手順3から5を1つの手順にして、内包表記を使って出力することが可能です。
勿論、出力用の2倍にしたarray2を用意する必要もありません。

[print(num*2) for num in array]

この、たった1行で手順3から5をまとめています。
内包表記は、

[ 結果  for(いつものfor文) ]

という書式です。
内包表記を使ったコードはこちらになります。


#リストの個数Nを読み込む
N=int(input())

#リストを読み込む
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))

#内包表記のループを使ってリストの各要素の値を2倍にして改行区切りで出力する
[print(num*2) for num in array]

<<GASでの解き方>>

では、同じ問題をGASで解いてみます。

まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

ピンク色の所にN=配列の要素数、灰色の所に配列、黄色の所にその合計値を求めます。

※スプレッドシートに表示する場合は、ループを使って一次元配列ではなく、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする
2:緑のセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「5」)を取得する。
3:灰色のセルから配列(この問題の場合は「0,1,50,99,100」)を読み込み、配列arrayとする
4:N及び配列arrayをログ出力して正しく読み込めたことを確認する
5:ループでi=0からi<Nまでの間、各要素を2倍にする
6:ログで配列arrayの要素が2倍になったことを確認する
7:スプレッドシートの黄色い所のB4である(4,2)にarrayを出力する

手順1: スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

これで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。

手順2:緑のセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「5」)を取得する。

let N=ss.getRange(1,2).getValue();

手順3:灰色のセルから数列(この問題の場合は「0,1,50,99,100」)を読み込み、配列arrayとする

let array=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

手順4:N及び配列arrayをログ出力して正しく読み込めたことを確認する

console.log(N);
console.log(array);

ログの実行結果です。

手順5:ループを使って配列arrayの各要素を2倍にする

  //ループを使って配列arrayの各要素を2倍にする
  for (let i=0;i<N;i++){
    array[0][i]*=2
  }

array[0][i]となっているのは、スプレッドシートから取得した配列arrayは1行5列の二次元配列なのでこの様にコードを書きました。
「*=2」は乗算代入演算子で、計算して2倍にしています。

手順6:arrayの各要素が2倍になったことをログで確認する

console.log(array);

乗算代入演算子でリストが2倍になりました。

手順7:スプレッドシートの黄色い所のB4である(4,2)に2倍の計算結果が格納された配列arrayを出力する

スプレッドシートの実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

function loop10(){
  
  //スプレッドシートからアクティブシートにアクセスする
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  //数列の長さNを取得する
  let N=ss.getRange(1,2).getValue();

  //配列として取得する
  let array=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

  //ログでNとarrayが正しく取得できたことを確認する
  console.log(N);
  console.log(array);

  //ループを使って配列arrayの各要素を2倍にする
  for (let i=0;i<N;i++){
    array[0][i]*=2
  }

  //arrayの各要素が2倍になったことをログで確認する
  console.log(array);

  //スプレッドシートに出力する
  ss.getRange(4,2,1,N).setValues(array);  

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

日の丸を現した噴水イルミネーション。東京メガイルミ(大井競馬場)

■ 参考文献の紹介■

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初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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paiza レベルアップ問題集 「STEP: 2 数列の A 番目から B 番目までの和」をPythonとGASで解いてみた

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

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数列の A 番目から B 番目までの和 (paizaランク D 相当)

問題:N個の数列のA番目からB番目までの和を求める

具体例として入力例1の、N=5,A=1,B=3、リスト「1 2 3 4 5」で考えてみます。

入力例1
5 1 3
1 2 3 4 5

出力例1
6

ではまず、Pythonで解いてみます。

今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから

<<Pythonでの解き方>>

下準備として、paiza.ioにこの様に入力します。

手順として、
1.標準入力でN,A,Bを読み込む
2.標準入力でリストとしてリストarrayを読み込む
3.計算結果ansを0で初期化
4.ループとスライスを使ってans+=numを加算代入演算子で合計を求めている
5.計算結果を出力

コードを見てみましょう。

手順1では、

N,A,B=map(int,input().rstrip().split(‘ ‘))

で、標準入力でリストの個数N,合計する最初のA番目,合計する最後のB番目を取り込んでいます。
mapで複数の数を読み込めます。

手順2では、

array=list(map(int,input().rstrip().split(‘ ‘)))

で、リストとして複数の数を標準入力で読み込んでいます。
listを使ってリストとしています。
mapで複数の数を読み込めます。
intで整数として読み込む形式を指定しています。
rstripで改行による影響を受けない様にして、split(‘ ‘)でスペース区切りの数値を読み込みます。

手順3では、

ans=0

計算結果の合計値を入れるansを0で初期化します。

手順4ではループとスライスを使って、A番目からB番目までの合計を求めています。
ここで注意すべき所は、リストの添字は0から始まることです。
つまり、ans=array[A-1]からarray[B-1]までの合計になります。

スライスを使う場合、array[最初:最後未満]なので、この場合は

array[A-1:B]

と指定します。

#ループとスライスを使って添字A-1からB-1までの合計を求める
for num in array[A-1:B]:
    ans+=num

手順5で計算結果を出力しています。

ここまでのコードはこの様になります。

#配列の数、合計の最初と最後を読み込む
N,A,B=map(int,input().rstrip().split(' '))

#N個の配列を読み込む
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))

#合計を0で初期化
ans=0

#ループとスライスを使って添字A-1からB-1までの合計を求める
for num in array[A-1:B]:
    ans+=num

#計算結果を出力
print(ans)    

<<GASでの解き方>>

では、同じ問題をGASで解いてみます。

まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

ピンク色の所にN=配列の要素数、灰色の所に配列、黄色の所にその合計値を求めます。

※スプレッドシートに表示する場合は、ループを使って一次元配列ではなく、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする
2:ピンクのセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「5」)を取得する。
3:緑のセルから配列の合計範囲の最初のA番目(この問題の場合は「1」)を取得する。
4:オレンジのセルから配列の合計範囲の最後のB番目(この問題の場合は「3」)を取得する。
5:灰色のセルから配列(この問題の場合は「1,2,3,4,5」)を読み込み、配列arrayとする
6:N,A,B,及び配列arrayをログ出力して正しく読み込めたことを確認する
7:合計値ans=0と0で初期化する
8:ループでA-1からBまでの間加算処理をする
9:計算結果をログ出力する
10:スプレッドシートに合計値を出力する配列calcを定義する
11:計算結果ansを出力用配列calcに二次元配列として追加する
12:配列calcに追加されたことをログ出力で確認する
13:スプレッドシートの黄色い所のB7である(7,2)に答えが格納された配列calcを出力する

手順1: スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

これで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。

手順2:ピンクのセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「5」)を取得する。

let N=ss.getRange(1,2).getValue();

手順3:緑のセルから配列の合計範囲の最初のA番目(この問題の場合は「1」)を取得する。

let A=ss.getRange(2,2).getValue();

手順4:オレンジのセルから配列の合計範囲の最後のB番目(この問題の場合は「3」)を取得する。

let B=ss.getRange(3,2).getValue();

手順5:灰色のセルから配列(この問題の場合は「1,2,3,4,5」)を読み込み、配列arrayとする

let array=ss.getRange(5,2,1,N).getValues();

手順6:N,A,B,及び配列arrayをログ出力して正しく読み込めたことを確認する

console.log(N);
console.log(A);
console.log(B);
console.log(array);

ログの実行結果です。

手順7:合計値ans=0と0で初期化する

let ans=0;

手順8:ループでA-1からBまでの間加算処理をする

加算代入演算子+=で、ansに合計しています。
スプレッドシートから取得した配列arrayは1行4列の二次元配列になっています。

ans+=array[0][i];

ループ全体のコードです。
配列の添字は0から始まるので、forの()内は下記の様になります。

  //ループでリストの指定された範囲の合計値を求める
  for(let i=A-1;i<B;i++){
    ans+=array[0][i]; 
  }

手順9:計算結果をログ出力する

console.log(ans);

手順10:スプレッドシートに合計値を出力する配列calcを定義する

let calc=[]

手順11:計算結果ansを出力用配列calcに二次元配列として追加する

calc.push([ans]);

手順12:配列calcに追加されたことをログ出力で確認する

console.log(calc);

手順13:スプレッドシートの黄色い所のB7である(7,2)に答えが格納された配列calcを出力する

スプレッドシートの実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

<全コード>

function loop9(){

  //スプレッドシートからアクティブシートにアクセスする
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  
  //リストの個数を読み込む
  let N=ss.getRange(1,2).getValue();

  //合計範囲の最初を読み込む
  let A=ss.getRange(2,2).getValue();

  //合計範囲の最後を読み込む
  let B=ss.getRange(3,2).getValue();

  //配列を読み込む
  let array=ss.getRange(5,2,1,N).getValues();

  //N,A,B,arrayが読み込めたことをそれぞれ確認する
  console.log(N);
  console.log(A);
  console.log(B);
  console.log(array);

  //合計値を初期化する
  let ans=0;

  //ループでリストの指定された範囲の合計値を求める
  for(let i=A-1;i<B;i++){
    ans+=array[0][i]; 
  }
  
  //合計値をログで確認する
  console.log(ans);

  //スプレッドシートに合計値を出力する配列calcを定義する
  let calc=[]

  //出力用配列calcに計算結果のansを二次元配列として追加する
  calc.push([ans]);

  //スプレッドシートに出力するcalcにansが格納されたことをログで確認する
  console.log(calc);

  //スプレッドシートの黄色いセルに計算結果を格納する
  ss.getRange(7,2).setValue(calc);

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

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じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

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【Python初心者必見!!】改行の仕方、円周率の使って面積、球体の体積、円周を計算する関数の使い方、二乗3乗などの累乗の計算の仕方、戻り値の小数点以下桁指定

この記事を読むと、今更聞けないPythonの改行の仕方、二乗・3乗などの累乗の計算、円周率を使った計算で円の面積、球の体積(公式も載せました!!)、円周を求める関数を呼び出し、小数点以下を含めた桁指定が習得出来ます。

おはこんばんちは!
うにゃうにゃエンジニアの猫です(=^x^=)

・あの、今更ですけど、Pythonで改行の仕方って聞いても良いですか?
・Pythonでxの二乗、3乗などの累乗ってどうするの?
・そもそも関数ってどうやって呼び出すの?
・関数を呼び出してそこで計算させた戻り値の小数点以下の桁数が多過ぎで、こんなに表示出来ないよ!

とお悩みな方にお役立て頂けたらと思い、記事を書きました。
私も初心者なので、思いっきり初心者目線で書いているので、冗長な所もあるかもしれません。悪しからず。

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まず、改行ですが、

print('Hello World 1112 fri\n')

の「\n」(バックスラッシュn)で改行をしています。
Macですと、どうやってバックスラッシュを出すのか私は結構悩みました。やり方は簡単で、Windowsの時だった[Alt]に当たる[option]キーを押しながら、「エンマーク」で表示可能です。


この記事を書いている今日は11月12日の金曜日なのでHelloWorldの後に上記の様に日付と曜日を入力しています。

これは、プログラミング学習を始める前のルーティーンとしてPythonで求めています。
プログラミングは好きで始めたこととはいえ、どうしても気分が乗らないこともあります。そんな時でも「HelloWorldと日付だけ」を表示するプログラムを作ることが私のルーティーンとなっています。

五郎丸さんのルーティーンみたいなものかな。

さて、このプログラムでは、円の面積を求める関数area(引数:半径r)、球の体積を関数globe(引数:半径r)、円周を求めるcircle(引数:半径r)を使っています。

引数って、カレーライスを作るときに入れるニンジンとかジャガイモ、玉ねぎ、カレールーみたいなものかな。

今回は引数rは共通なので、それぞれの関数呼び出しの前に、

r=5

を記述しました。
ここでは半径rを5cmとしています。

それぞれの関数の呼び出しのコードです。
上から、円の面積、球の体積、円周の長さです。

#それぞれの関数の呼び出し
area_ans=(area(r))
globe_ans=(globe(r))
circle_ans=circle(r)

上記の3つの関数を呼び出して、そこで計算した値(戻り値)をそれぞれarea_ans(求めた円の面積)、globe_ans(求めた球の体積)、
circle_ans(求めた円周の長さ)に代入して、小数点以下も含めた桁指定をして、結果を表示します。

円周率を扱うのに、モジュールをインポートしています。

#円周率を扱うのに、インポートしている
import math

円の面積を計算するのに、事情はr**2で半径の二乗を求めています。
**の後を3にする球体や立方体など3次元の体積が求められます。

#円の面積を計算。**で二乗を使っている
def area(r):
    return r**2*math.pi

球体の体積の公式は、

V=\frac{4}{3}πr^{3}

なので、体積を計算する関数のコードは、

#球の体積を計算。**で3乗を使っている
def globe(r):
    return 4/3*math.pi*r**3

となります。

また、円周の長さを求めるコードは

#円周を求める
def circle(r):
    return 2*math.pi*r

となります。

円周率はご存知の通り、3.14159265359…と桁数が膨大なので、戻り値の表示はここでは整数も含めた5桁で表示します。
コードはこの様になります。

#桁数を指定して表示
print('円の面積は'+'{:.5}'.format(area_ans)+'cm ^2です。')
print('球の体積は'+'{:.5}'.format(globe_ans)+'cm ^3です。')
print('円周は、'+'{:.5}'.format(circle_ans)+'cmです。')

戻り値って、出来上がったカレーライスみたいなものかな。

計算結果です。

それでは、ここまで踏まえた全コードを掲載します。

#円周率を扱うのに、インポートしている
import math

#円の面積を計算。**で二乗を使っている
def area(r):
    return r**2*math.pi

#球の体積を計算。**で3乗を使っている
def globe(r):
    return 4/3*math.pi*r**3

#円周を求める
def circle(r):
    return 2*math.pi*r

#半径を指定
r=5

#それぞれの関数の呼び出し
area_ans=(area(r))
globe_ans=(globe(r))
circle_ans=circle(r)

print('Hello World 1112 fri\n')

#桁数を指定して表示
print('円の面積は'+'{:.5}'.format(area_ans)+'cm ^2です。')
print('球の体積は'+'{:.5}'.format(globe_ans)+'cm ^3です。')
print('円周は、'+'{:.5}'.format(circle_ans)+'cmです。')

最後までお読み頂きありがとにゃん(=^x^=)

■ 参考文献の紹介 ■
じっくり丁寧にPythonを学びたい方向けの書籍を紹介します。

Pythonを基礎から中級程度まで丁寧に学びたい方におすすめの書籍です。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで1〜2巡(苦手な所は納得がいくまで何巡でも)してからこの本で学ぶと、自分の学習状況をブログなどでアウトプット出来るようになり、また、エラーなどの不明点を調べられる力もついていきます。

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paiza レベルアップ問題集 「STEP: 1 数列の和」 をPythonとGASの両方で解いてみた

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。

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paizaでの解答はPythonで行いましたが、この記事ではPythonのコードと共に、同じ問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。

数列の和 (paizaランク D 相当)

問題:1行目に整数Nが与えられ、2行目にN個の数列が与えら、その和を求める。

具体例として入力例3の、N=6,「8,1,3,8,1,3」で考えてみます。

入力例3
6
8 1 3 8 1 3

出力例3
24

ではまず、Pythonで解いてみます。

今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから

<<Pythonでの解き方>>

下準備として、paiza.ioにこの様に入力します。

<io初期>

手順として、
1.標準入力でNを読み込む
2.標準入力でリストとしてリストarrayを読み込む
3.sum関数で合計値を出力

コードを見てみましょう。

手順1では、

N=int(input())

で、input()で標準入力を使ってintで整数として取り込んでいます。

手順2では、

array=list(map(int,input().rstrip().split(‘ ‘)))

で、リストとして複数の数を標準入力で読み込んでいます。
listを使ってリストとしています。
mapで複数の数を読み込めます。
intで整数として読み込みます。
rstripで改行による影響を受けない様にして、split(‘ ‘)でスペース区切りの数値を読み込みます。

手順3では、

print(sum(array))

で合計値を求めます。

ここまでのコードはこの様になります。

<コード1>

N=int(input())
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))
print(sum(array))

ただ、この問題、ループを使うんですよね。
なので、ループを使ってみると、合計を入れる用の変数ansを用意して、そこに0を代入して初期化しています。

ans=0

この後ループでansに加算します。

ans+=num

の所で加算しています。
ans=ans+numを略した形で書いています。

ループの部分コードです。

for num in array:
    ans+=num

ここまでのコードです。

<コード2>

N=int(input())
array=list(map(int,input().rstrip().split(' ')))

#合計を入れる変数ansを用意する
ans=0

for num in array:
    ans+=num

print(ans)

<<GASでの解き方>>

では、同じ問題をGASで解いてみます。

まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

<スプレッドシートビフォア>

ピンク色の所にN=配列の要素数の6、灰色の所に配列、黄色の所にその合計値を求めます。

※スプレッドシートに表示する場合は、ループを使って一次元配列ではなく、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする
2:スプレドシートの黄色いセルに出力するのに用いる空の配列をarrayを定義する
3:合計値ans=0と0で初期化する
4:ピンクのセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「6」)を取得する。
5:空の配列cellを用意して、灰色の範囲から配列を取得する。
6:ループでN回(この場合はN=6)ansに加算する
7:ansの計算結果をログに出力して確認する
8:arrayに二次元配列としてansを追加する
9:arrayに追加されたことをログ出力で確認する
10:スプレッドシートの黄色い所にB4である(4,2)表示する。

手順1: スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

これで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。

手順2:スプレッドシートの黄色い所に出力するのに用いる空の配列を定義する

let array=[];

手順3:合計値ansを0で初期化する

ans=0;

手順4:スプレッドシートのピンクのセルから表示する数値(この場合6)を取得する。

let N=ss.getRange(1,2).getValue();

手順5:スプレッドシートの灰色のセル範囲から配列(8,1,3,8,1,3)を取得する。

let cell=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

手順6:ループをN回(6回)回してansに加算する

ループ全体ではこのようになります。

//ループでN回(この場合はN=6)ansに加算する
  for (let i=0;i<N;i++){
    ans+=cell[0][i];
  }

手順7:ansの計算結果ををログとして出力する

console.log(ans);

ログの出力結果です。

手順8:計算結果ansを二次元配列になるようにarrayに追加する

array.push([ans]);

手順9:スプレッドシートに入力するのにansが二次元配列になっているのかをログで出力して確認する。

console.log(array);

ログの出力結果です。

手順10:計算結果が入った二次元配列arrayをスプレッドシートの黄色いセルに出力する。

ss.getRange(4,2).setValue(array);

スプレッドシートの実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

function loop8(){

  //スプレッドシートからアクティブセルにアクセスする
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  //スプレドシートの黄色いセルに出力するのに用いる空の配列をarrayを定義する
  let array=[];

  //計算結果を格納する合計値ans=0と0で初期化する
  ans=0;

  //ピンクのセルから配列の長さNに出力する数値(この問題の場合は「6」)を取得する。
  let N=ss.getRange(1,2).getValue();

  //空の配列cellを用意して、灰色の範囲から配列を取得する。
  let cell=ss.getRange(2,2,1,N).getValues();

  //ループでN回(この場合はN=6)ansに加算する
  for (let i=0;i<N;i++){
    ans+=cell[0][i];
  }

  //ansの計算結果をログに出力して確認する
  console.log(ans);

  //arrayに二次元配列としてansを追加する
  array.push([ans]);

  //arrayに追加されたことをログ出力で確認する
  console.log(array);

  //スプレッドシートの黄色い所にB4である(4,2)表示する。
  ss.getRange(4,2).setValue(array);


}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


写真は、2021年の桜です。

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じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
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GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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PythonでV6の名曲を例に内包表記をしてみた。

この記事を読むと、Pythonの基本的な内包表記を使って、for文を短いコードで動かすことが可能になります。
また、内包表記で今月(2021年11月)に解散してしまったV6の名曲も表記致します。
その際、リストを使って、昇順、降順の表記行っています。

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おはこんばんちは!
うにゃうにゃエンジニアの猫です(=^x^=)

リストの内包表記を通して、この間解散してしまったV6の名曲を振り返ります。
メンバーは
トニセン(年長3人):坂本昌行、長野博、井ノ原快彦
カミセン(年少3人):森田剛、三宅健、岡田准一
で、私はトニセンとカミセンの間の年齢なので、感慨深いものがあります。

まずは、内包表記のごくごく基礎から入って行きます。
0から9まで表示するシンプルなループです。
range(10)となっているので10未満の数が表示されます。

for i in range(10):
    print(i)

結果はこの様になります。

このコードを内包表記を使うとたった1行で書ける様になります。
書式はこの様になります。

[結果 for文]

それでは内包表記で書いていきます。

[print(i) for i in range(10)]

出力結果を改行区切りではなく、配列として表示したい場合を普通のfor文で書くと

#空のリスト
array=[]

#いつものループで空のリストarrayに要素を追加
for i in range(10):
    array.append(i)

print(array)

もっと短く書くには、これも内包表記を使います。

#内包表記でたった1行
print([i for i in range(10)])

次は計算をさせてみます。
この配列の要素それぞれの二乗を求めます。

#[計算式 for文]
print([i**2 for i in range(10)])

慣れてきた所でリストを使います。
計算用リストarrayの要素をそれぞれ二乗しています。

#計算用リスト
array=[1,3,5,7,9,11,13,15]

#[計算式 for in リスト]
print([i**2 for i in array])

リストを使った内包表記にも慣れて来た頃で、いよいよV6の名曲リストを作成します。

#V6の中で特に私が好きな曲
v6=['MUSIC FOR THE PEOPLE',
'愛なんだ',
'WAになっておどろう',
'Darling',
'CHANGE THE WORLD',
'Orange',
'BEAT YOUR HEART',
'MADE IN JAPAN',
'Believe Your Smile',
'Be Yourself!'
]

#[計算式 for in リスト]
[print(music) for music in v6]

表示結果です。

曲名を昇順にしたい時は、コードの途中に

リスト名.sort()

を追記します。

#V6の中で特に私が好きな曲
v6=['MUSIC FOR THE PEOPLE',
'愛なんだ',
'WAになっておどろう',
'Darling',
'CHANGE THE WORLD',
'Orange',
'BEAT YOUR HEART',
'MADE IN JAPAN',
'Believe Your Smile',
'Be Yourself!'
]

#昇順
v6.sort()

#[計算式 for in リスト]
[print(music) for music in v6]

降順にしたい時は

リスト名.sort(reverse=True)

と改変します。

#V6の中で特に私が好きな曲
v6=['MUSIC FOR THE PEOPLE',
'愛なんだ',
'WAになっておどろう',
'Darling',
'CHANGE THE WORLD',
'Orange',
'BEAT YOUR HEART',
'MADE IN JAPAN',
'Believe Your Smile',
'Be Yourself!'
]

#降順
v6.sort(reverse=True)

#[計算式 for in リスト]
[print(music) for music in v6]

宜しかったらコピペしてアレンジしてみて下さい。

最後までお読み頂きありがとにゃん(=^x^=)

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じっくり丁寧にPythonを学びたい方向けの書籍を紹介します。

Pythonを基礎から中級程度まで丁寧に学びたい方におすすめの書籍です。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで1〜2巡(苦手な所は納得がいくまで何巡でも)してからこの本で学ぶと、自分の学習状況をブログなどでアウトプット出来るようになり、また、エラーなどの不明点を調べられる力もついていきます。

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paiza レベルアップ問題集 「FINAL問題! a ~ z までを表示」をPythonとGASの両方で解いてみた

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。

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paizaでの解答はPythonで行いましたが、この記事ではPythonのコードと共に、同じ問題を現在学習中のGASだったらどう解くのか、スプレッドシートでバインドして作ってみました。

BOSS問題 a ~ z までを表示 (paizaランク D 相当)

問題:a ~ z のアルファベットを、改行区切りで出力してください

<<Pythonでの解き方>>

手順として、
1.aの文字コード(97)を求める
2.zの文字コード(122)を求める
3.ループで97〜122+1まで繰り返す
  123-97=26で、アルファベット26文字分の出力をします。
4.求めた文字コードを逆にアルファベットに変換して出力する。

コードを見てみましょう。

手順1では、

a=ord(‘a’)

で、小文字’a’の文字コードを97と求めています。

手順2では、

z=ord(‘z’)

で、小文字’z’の文字コードを122と求めています。

手順1、2までのコードを出力するには、この様なコードを書きます。

a=ord('a')
z=ord('z')

print(a,z)

文字コードの出力結果です。

手順3では、ループを使って変数charにaからz+1まで、つまり97,98,99,100…122,123まで、ループ内のprint文の処理を施しています。
122ではなく123と1を加えているのは、rangeの中ではその数未満、つまり123未満になるからです。

for char in range(a,z+1):

手順4では、chr関数を使うことによって、文字コードを文字に変換して、それを出力しています。

print(chr(char))

手順3,4のループではこの様なコードになります。

for char in range(a,z+1):
    print(chr(char))

ここまでの全コードはこの様になります。

a=ord('a')
z=ord('z')

for char in range(a,z+1):
    print(chr(char))

内包表記を使ってみます。

a=ord('a')
z=ord('z')

[print(chr(char)) for char in range(a,z+1)]

内包表記で、コードを1行分を減らすことが出来ました。

<<GASでの解き方>>

では、同じ問題をGASで解いてみます。

まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

アルファベット小文字のa〜zを黄色いセルに出力します。

※スプレッドシートに表示する場合は、ループを使って一次元配列ではなく、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする
2:スプレッドシートの黄色い所に出力するのに用いる空の配列を定義する
3:小文字の’a’の文字コードを求め、ログに出力する。
4:小文字の’z’の文字コードを求め、ログに出力する。
5:Kに数値を出力する回数(この問題の場合は「7」)を取得する。
5:ループでi=97,98…122まで文字コードからアルファベットに変換して空の配列に追加する
6:arrayに二次元配列としてアルファベットが追加されたことをログ出力で確認する
7:スプレッドシートに表示する。セルA1から8行分なので、getRange(1,1,K)でセルA4からK行分を確保してそこに配列を流し込むイメージ

手順1: スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

これで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。

手順2:スプレッドシートの黄色い所に出力するのに用いる空の配列を定義する

let array=[];

手順3:アルファベットの小文字’a’を文字コードに変換する

let a=’a’.charCodeAt();

ログに出力する

console.log(a);

手順4:アルファベットの小文字’z’を文字コードに変換する

let a=’z’.charCodeAt();

ログに出力する

console.log(z);

手順5:ループで97,98,…122まで文字コードからアルファベットに変更して出力用の配列arrayに追加する。

繰り返し回数の設定

for(let i=a;i<=z;i++)

アルファベットに変換して配列に追加する処理

array.push([String.fromCharCode(i)]);

手順5のループ全体のコードはこちらです。

for(let i=a;i<=z;i++){
    array.push([String.fromCharCode(i)]);
  }

手順6:arrayに二次元配列としてアルファベットが格納されたことをログで確認する。

console.log(array);

手順7:スプレッドシートの黄色い所にアルファベットを格納した二次元配列arrayを出力する

ss.getRange(1,1,26).setValues(array);

スプレッドシートの実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

function loop7(){

  //スプレッドシートからアクティブシートにアクセスする
  ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  //黄色いセルに出力用の空の配列を用意する
  let array=[]

  //小文字'a'の文字コードを求めてログに出力
  let a='a'.charCodeAt();
  console.log(a);

  //小文字'z'の文字コードを求めてログに出力
  let z='z'.charCodeAt();
  console.log(z);

  //ループでi=97,98...122まで文字コードからアルファベットに変換して空の配列に追加する
  for(let i=a;i<=z;i++){
    array.push([String.fromCharCode(i)]);
  }

  //二次元配列としてアルファベットに追加されたことを確認する
  console.log(array);

  //スプレッドシートの黄色い所にアルファベットを出力する
  ss.getRange(1,1,26).setValues(array);

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

写真は、スカイツリーエレベーター「夏」の江戸切子です。
隅田川の花火をイメージして作られたそうです。

■ 参考文献の紹介■

じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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paiza レベルアップ問題集 「STEP: 6 ある数をある回数表示 2」 をPythonとGASの両方で解いてみた

このコーナーでは、学習コンテンツpaizaラーニングレベルアップ問題集をPythonとGASの両方で解いて全コードの解説をしています。
PythonとGASの両方のコードを用いて、全コード及び部分的にも可能な限り詳細に記載いたしました。

GASはスプレッドシートを使っています。
GASはGoogle Apps Scriptと言って、JavaScriptの文法をベースにしているので、JavaScriptの学習中の方にもお役立て出来るかも知れません。

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ある数をある回数表示 2 (paizaランク D 相当)

問題:整数N,Kが与えられます。
NをK回、改行区切りで出力して下さい。

具体例として入力例3の、N=39,K=70で考えてみたい所ですが、70回も出力するのは大変なので、(私がブログで記録するには、という個人的な事情でごめんなさいm(_ _)m)、K=7で考えてみます。

この場合、「39」を7回出力します。

入力例3
39 7

出力例3
39
39
39
39
39
39
39

ではまず、Pythonで解いてみます。

今回は、paiza.ioを使って解きます。paiza.ioの使い方はこちらから

<<Pythonでの解き方>>

下準備として、paiza.ioにこの様に入力します。
今回はN=39,K=7なので、paiza.ioの左下の入力の所を下記のように記述します。

手順として、
1.標準入力でN,Kを読み込み、それぞれにN=39,K=7を代入する
2.ループでK回(7回)繰り返すように設定する
3.N(この例では39)を出力する

コードを見てみましょう。

手順1では、

N,K=map(int,input().rstrip().split(‘ ‘))

で、input()で標準入力を使ってintで整数として取り込んでいます。
mapを使うことで1行の複数の値を取り込めます。
rstrip()では、改行の影響を無効にしています。
split(‘ ‘)で空白区切りの文字を取り込んでいます。

手順2では、

for i in range(K):

で、ループを使って、0,1,2,…K-1まで、ループ内のprint文の処理を施しています。
この問題の場合K=7なので、0,1,2,3,4,5,6までの7回ループを回します。

print(N)

で、N(この場合39)を出力しています。
手順1,2と合わせて、39を7回出力出来ました。

Pythonでの全コードはこちらになります。

N,K=map(int,input().rstrip().split(' '))
for i in range(K):
    print(N)

内包表記を使ってみます。

N,K=map(int,input().rstrip().split(' '))
[print(N) for i in range(K)]

コードを1行減らすことが出来ました。

<<GASでの解き方>>

では、同じ問題をGASで解いてみます。

まず、スプレッドシートにこの様に配置しました。

なんか、鮭と卵みたいで美味しそうですね(=^x^=)
黄色い部分のA4からA10までに「39」を7回出力します。

※スプレッドシートに表示する場合は、ループを使って一次元配列ではなく、二次元配列としてからの配列に追加をして作成します※

手順はこのようになります。

1:スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする
2:スプレッドシートの黄色い所に出力するのに用いる空の配列を定義する
3:Nに出力する数値(この問題の場合は「39」)を取得する。
4:Kに数値を出力する回数(この問題の場合は「7」)を取得する。
5:ループでK回(この場合はK=7)配列array[]の中に[N](この場合は39)を格納する
6:arrayに二次元配列として39を7回格納出来たことをログ出力で確認する
7:スプレッドシートに表示する。セルA1から8行分なので、getRange(1,1,K)でセルA4からK行分を確保してそこに配列を流し込むイメージ

手順1: スプレッドシートからアクティブシートをアクセスする

const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

これで定数ssにSpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。

手順2:スプレッドシートの黄色い所に出力するのに用いる空の配列を定義する

let array=[];

手順3:スプレッドシートのピンクのセルから表示する数値(この場合39)を取得する。

let N=ss.getRange(1,2).getValue();

手順4:スプレッドシートの灰色のセルから表示する回数(この場合7)を取得する。

let K=ss.getRange(2,2).getValue();

手順5:ループをK回(7回)回して、push([N])を追加して二次元配列として扱えるようにする。

array.push([N]);

ループ全体ではこのようになります。

 for(let i=1;i<=K;i++){
    array.push([N])
  }

手順6:arrayに二次元配列として39を7回格納出来たことをログ出力で確認する

console.log(array);

実行結果です。

手順7:スプレッドシートに表示する。セルA4からK行分なので、getRange(4,1,1)でセルA4からK行分を確保してそこに配列を流し込むイメージ

ss.getRange(4,1,K).setValues(array);

スプレッドシートオブジェクトにgetRangeでセルA1からK行確保し、setValues(array)で出力しています。

スプレッドシートの実行結果です。

GASでの全コードはこちらになります。

<全コード>

function loop6(){

  //スプレッドシートのアクティブシートにアクセスする
  const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  //シートの黄色い部分に出力用の二次元配列を用意する
  let array=[];

  //表示する数値Nをピンクのセルから取得する
  let N=ss.getRange(1,2).getValue();

  //表示回数K回を灰色のセルから取得する
  let K=ss.getRange(2,2).getValue();

  //ループでK回、arrayに二次元配列としてarray.push([N])で格納する
  for(let i=1;i<=K;i++){
    array.push([N])
  }

  //arrayに二次元配列として取得出来たことをログ表示で確認する。
  console.log(array);

  //出力用の配列arrayを黄色いセルに出力する。
  ss.getRange(4,1,K).setValues(array); 

}

宜しかったらコピペしてアレンジして見て下さい。

お疲れ様でした。

ブレイクタイムフォトはこちらになります。

横浜ランドマークタワーの夕暮れ

■ 参考文献の紹介■

じっくり丁寧にPythonを学びたい方向け。
まずはpaizaラーニングなどの学習コンテンツで学んで、基礎をマスターしたら、この本でじっくりと初級から中級レベルを目指せます。

初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。

GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本でじっくり学べます。

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