この記事では、GAS(Google Apps Script)でセルの値を取得する方法を掲載しています。
とてもシンプルな内容で、対象者は「猫が好きなGAS入門者」です。「ねこあつめアプリ」を題材に記事を書いています。
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簡易的ですが、「ねこあつめ」のキャラクター紹介の紹介をスプレッドシートで作りました。
このシートのA3のセル(みっけ)を出力してみます。
function myFunction() {
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
const mikke=ss.getRange('A3').getValue();
console.log(mikke);
}
1行目で、SpreadsheetAppから階層を辿ってアクティブシートにアクセスしています。
2行目で、mikkeにセル「A3」の内容を入れています。
3行目で、ログ出力しています。
では、実行してみます。
この「’A3’」の所を、(3,1)としても同じ結果が得られます。
(行,列)の書き方になっているのでご注意を!
あと、この場合は「’ ‘」のシングルクォーテーションは使わないです。
function myFunction() {
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
const mikke=ss.getRange(3,1).getValue();
console.log(mikke);
}
セル(3,1)と書いていて、この書き方をするとこの記事以降の記事で使うループなどで便利です。
では、次に複数のセルを含む範囲で作ってみます。
この表のセルA1からC3まで取得してみます。
function myFunction() {
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
const mikke=ss.getRange('A1:C3').getValue();
console.log(mikke);
}
実行してみます。
「最初のセルのみ」しか読み込めませんでした。
今度は「セルA1:C3」の指定した範囲全てを読み込める様に致します。
4行目を「getValues」にしてみます。
function myFunction() {
const ss=SpreadsheetApp.getActiveSheet();
const mikke=ss.getRange('A1:C3').getValues(); //←ここをgetValue「s」と複数形に
console.log(mikke);
}
実行すると・・・。
このように出力されました。
よく見ると、[[‘A1′,’B1′,’C1’],[‘A2′,’B2′,’C2’],[‘A3′,’B3′,’C3’]]と、
二次元配列になっています。
ご精読ありがとうございました。
参考記事:【初心者向けGAS】スプレッドシートのセル・セル範囲とその値を取得する方法
■参考文献の紹介■
初めてGASを学ぶ方向け。
スプレッドシートの基本的な使い方からGASのベースとなるJavaScriptの基礎文法、GASでの初歩的なプログラミングを学べます。
GASに少し慣れて来たら、基礎固めとリファレンスとしてこの本を通してじっくり学べます。